昨日のNY市場は下落でスタートした後、引けにかけて下げ幅を縮める展開に。
ドル円も朝方に111円まで上げてきた事で、今日の日経平均は上昇し、19931円で寄り付きました。
その後、後場寄り後の12時31分には20015円と、2万円台を回復する場面もありましたが、そこからやや値を落とし、最終的には+111円の19943円でクローズする形となりました。
なお、売買代金は、今日の大引け基準でFTSEワールドインデックスのリバランスが予定されていた事もあり、3.1兆円台と3兆円超えとなり、商いは活況でした。
下落方向を懸念していたドル円は、6/14の108円80銭程度を安値として反転してきました。
今日の段階で111円40銭程度まで戻してきているので、6/14の安値で底を入れた可能性も出てきました。
この先、5/24につけた112円10銭程度を明確に上回ってくると、一目均衡表の雲も上に抜けてくる形となりますので、目先底入れの見方が強くなってくるのかと思われます。
NY株が高値圏で横ばいの動きとなっているとしたら、目先天井打ちを警戒する所になるが‥‥
ドル円はやや強い感じが出てきているのですが、まだ方向性がよくわからないのがNY株の動きになります。
昨日は安値から戻す形となったので、日足の形状は陽線をつけているのですが、明確に強いという形にはなっていません。
sp500の6月に入ってからの動きを細分化して見ますと、上げて下げて上げてまた下げるという感じになっています。
形状としては、高値圏でジグザグの横ばいの動きとなっているような感じです。
このような、高値圏で「上げそうで上げない」または、「下げそうで下げない」という感じの動きが出てくると、目先天井打ちとなった可能性が出てきます。
この動きを否定するためには、右肩上がりで高値更新が続く形状になってくる必要があるのですが、現状ではまだそのような動き方になるには至っていません。
仮にNY株に波乱の芽が出てきているとしたら、いずれ日本株にもその影響が波及してきます。
よって、昨日は安値から戻す形となっているのですが、NY株の動向には引き続き、注意が必要かと考えます。