以下の記事でも書いたように、ソーシャルレンディングのOwnersBookで口座を開設し、投資をしていました。
ソーシャルレンディングでまた新規に口座を開設/OwnersBookの特徴は、利回りは落ちるが、リスクがやや抑えめになっている点にある
OwnersBookの主な特徴を整理すると、次の通りになります。
①不動産案件に特化している
②予定利回りは5%程度で、利回りは低め
③しかし、担保物件の余力があるので、貸付に対するリスクは低め
同社の場合、リスクは低めなのですが、設定利回りも他のソーシャルレンディング事業者のものよりも低めとなっています。
よって、OwnersBookでは取りあえず10万円だけ投資をしていました。
それが今回早期償還となったのですが、ちょっと面白い事になったので、記事にしてみました。
早期償還で利回りが3倍近くに上昇
私が投資していたのは、次のファンドになります。
品川区オフィス第2号ファンド第1回
以下でわかるように、投資時点の予定利回りは5%でした。
投資したのは昨年の11月半ばで、予定運用期間は1年だったのですが、今年の7/12に早期償還となりました。
よって、当初予定よりも3か月程度早く償還された事になります。
なお、利回りは投資実行段階では「予定」となっているのですが、償還完了となると「確定」となります。
で、以下が「確定」となった結果です。
なんと、利回りが5.0%(予定利回り)⇒14.6%(確定利回り)になり、3倍近くに上昇しています。
ちなみに以下は、同ファンドの投資・回収の履歴です。
残念ながら同ファンドには10万円しか入れていなかったので、配当は税前で8,687円という結果でした。
なお、利回りが投資実行段階から3倍近くに上昇したのですが、それは追加配当があったためになります。
同社では、償還期間前に不動産を売却し、売却価格が予定価格を上回った場合、その差額の一部を投資家に、追加配当として分配するという仕組みを採用しています。
今回のファンドでは、売却価格が予定価格を上回ったため追加配当があり、それにより利回りが急上昇したという事になります。
なお、他のソーシャルレンディング事業者の場合、利回りが変動するケースはないので、追加配当という制度を採用しているのは私が知る限りOwnersBookのみです。
ちなみに14%近い利回りというのは、ソーシャルレンディング投資の中では最高水準になると思います。
以上の点から、OwnersBook(※)での投資を評価すると、
設定当初の利回りだけで考えない方が良く、
リスクはやや抑えめで、場合によってはかなり高い利回りも期待できる、という感じでみておいた方が良いのではないかと考えます。
(※)OwnersBookの詳細については、以下をご参照ください。