本日は年内の権利月最終日の翌日で、実質的な新年度入りとなりましたが、日経平均は22854円で寄り付き、前日よりも40円程度安い水準でスタート。
ただ、日中安値は寄り値で、そこからは戻す方向になり、9時47分には22936円まで上昇となりました。
しかし、戻りはそこまでで、それ以降はここ最近よく見られる小さなレンジの中で上下する動きに終始しました。
最終的にはプラス圏を維持し、日経平均は+18円の22911円と、反発で引けるかたちとなりました。
なお、売買代金は前日よりもやや増加して1.7兆円台でしたが、東証1部の出来高は9.8億株で、2011年12月30日以来、6年ぶりに10億株を下回り、閑散商状は継続でした。
また、日中安値が22854円に対して、同高値が22936円で、日中値幅は82円と、今日も100円に満たない形でした。
今日は実質新年度入りだったのですが、相変わらず盛り上がりに欠ける1日でした。
日経平均は相変わらず小動きだが、マザーズ指数は大幅高
全般的に盛り上がりに欠ける感じの中、マザーズ指数は+3.14%上げ、大きく上昇する展開となりました。
個人投資家による節税対策の売りが一巡した影響が、小型株の方に出たという感じかと思われます。
なお、日経平均についても、上げ幅は+0.08%と小幅だったのですが、値上がり銘柄1472に対して値下がり銘柄は494で、値上がり銘柄が値下がり銘柄を大きく上回る形でした。
という事で、指数の動きとしては23000円の壁をなかなか超えられず、また、商いも低調なので、表面的な面で見た場合、動きが良くないという事になるかと思わます。
が、中身を見ますと、実体としてはそう悪くないという感じになるかと思われます。
よって、やはりレンジを上に抜けるタイミングは徐々に近づきつつあるとは思います。
しかし、では、年内の残り2営業日で23000円の壁を抜ける事ができるかというと、商いがなかなか盛り上がらない現状から鑑みると、それは少し難しいようにも思われます。
ただ、年が明ければ商いも戻ってくると思いますので、年内に23000円の壁を超えられなくても、年明けにはそのチャンスが訪れる可能性があるのではないかと考えます。