昨日のNY市場は上昇でしたが、今日の日経平均は21801円で寄り付き、小幅安でスタート。
その後、9時22分に21889円まで上げたのですが、強含みの円相場が重しとなり、売りに頭をおさえられる展開に。
10時50分に21772円まで下げ、60円程度マイナスとなる場面もありました。
しかし、そこからはやや戻す動きとなり、結局、+12円の21847円と、小幅ながらも3日続伸で引けました。
ただ、日米首脳会談を控える中、積極的な売買は手控えられ、日中の値幅は110円程度と、膠着感の強い1日でした。
売買代金も伸び悩み、2.1兆円台で、昨日よりも増加となりましたが、商いは昨日に引き続き低水準で終わる形となりました。
今週に入ってから値動きが乏しくなる傾向にある
日経平均は20347(3/26)の安値から戻り歩調にあります。
しかし、特に今週に入ってから、日中の値動きが乏しい動きが続いています。
<日経平均の日中値幅>
4/12:128円
4/13:171円
4/16:104円
4/17 :117円
日中の値動きが乏しくなると、どこかでその反動が出て、その後の値動きが大きくなる傾向があります。
昨年9月に19239円で安値をつけた前も日中の値動きが乏しく、日中値幅の25日平均が100~110円に狭まるような局面もありました。
その時は、19239円で安値をつけた後、反転に転じ、24129(1/23)の高値をつける所まで上げる形となりました。
翻って、現在の動きをみると、確かにここ数日は動きが少ない状態が続いているのですが、つい最近まで上下に大きく振れるという値動きが続いていたため、日中値幅の25日平均は250円程度と、昨年9月の前に見られた時のような膠着状態に陥るという所までは至っていません。
膠着状態がある一定水準までいけば、相場が煮詰まって相場がいずれ大きく動き出すという見方をとる事もできます。
ただ、今の水準はまだそこまで煮詰まっていないので、日中値幅の水準からそろそろ相場が動き出しそうと見るのは難しい感じです。
しかし、一目均衡表の遅行線の動き等から見ますと、昨日の記事「 日経平均は続伸だが、日中値幅は104円で、方向感は現れず。ただ、今週もしくは遅くとも来週あたりまでには動きが出てくるのではないか」でも書いたように、今週もしくは遅くとも来週あたりまでには何らかの動きが出てきそうな感じがします。