昨日のFOMCをうけて為替が円高に振れたことや、連日の上昇で過熱感が意識されたこともあり、今日は朝方から売りが先行。
日経平均は23946円で寄り付き、安寄りで始まりました。
その後、上げに転じ、10時28分に24089円まで上げ、昨日の日中高値24033円を超え、年初来高値である24129(1/23)まであと40円程度の水準に迫る場面もありました。
しかし、高かったのはそこまでで、そこからは海外短期筋が先物に利益確定売りを出したこともあり、下げ幅を拡大。
14時44分に23778円まで下落しました。
そのまま安値圏で引け、今日は▲237円の23796円で終了。
9日ぶりに反落となりました。
売買代金は前日よりも減少して2.8兆円台でした。
日経平均の続伸は8日で止まるが、これで流れが変わったわけではない
今日は一時、年初来高値を目前に迫る場面もあったのですが、その前で押し戻される展開となりました。
昨日まで連騰が続いていたので、このまま一気に抜けてくるかとも思ったのですが、残念ながらそうはなりませんでした。
ただ、これで流れが変わったというわけではないので、あくまでも上昇過程の中でのスピード調整という位置づけではないかと考えます。
昨日までの8連騰で5日線とのかい離が生じていたのですが、今日の下落で5日線(今日の時点で23863円)を割れてきたので、目先的にはスピード調整ができたのではないかと思われます。
ここで一旦、一休みを入れ、早々に年初来高値の24129(1/23)を超えてくると見ています。
なお、昨日の記事で書いたように、昨年は9/8の安値19239円から上げ開始となり、今年は9/7の安値22172円から上げ開始となっており、展開的には昨年の秋口と似たような相場展開となっています。
昨年の場合は、9/8の安値19239円から23382(11/9)まで上昇した後、上げが一旦止まり、21972(11/16)まで1410円下げるという動きになりました。
今年もこれと似たような展開になるのではないかと考えているので、10月いっぱいぐらいまでは今の勢いが継続するのではないかと想定しておりますが、果たしてどうなるでしょうか。