前日のNY市場が大幅安となったことを受け、今日は売りが先行。
日経平均は22342円で寄り付き、前日よりも310円程度安い水準でスタートしました。
その後、9時46分に22212円まで下落。
下げ幅は一時400円を超え、10/15につけた安値22261円を下回る場面もありました。
ただ、そこからは下げ渋る展開となり、中国規制当局が景気支援の方針を打ち出したことで上海株
が上昇となった事もあり、後場に入ると下げ幅を縮小する動きに。
結局、引けは▲126円の22532円で終了しました。
売買代金は前日よりもやや増加して2.3兆円台でした。
今日の日経平均は一時22212円まで下げ、直近の安値である22261(10/15)を下回りました。
しかし、TOPIXの安値は1676までだったので、10/15の安値1672は割れずに維持する形になりました。
また、本日の日経平均は続落だったものの、寄り値よりも引け値が高かったので、日足の形状は下ヒゲありの陽線引けでした。
リスクオフ一色という感じにはなっていないので、大きく下がらなくても、底打ちとなる可能性があるかもしれない
昨日の記事で書いたように、24448(10/2)の高値からの調整局面は継続中で、まだ底打ちしたとは見ていません。
で、この場合の下値としては、10/11の記事で書いたように、20347(3/26)近辺までいく可能性もあると考えています。
ただ、ここのところの動きを見ていますと、株が下がっている割には為替は比較的落ち着いた動きとなっているので、リスクオフ一色という感じにはなっていない感じです。
また、今日、日経平均は一時直近の安値を割れたのですが、そのままズルズルとは下げず、切り返して下げ幅を縮小して終了する動きとなっています。
これらの動き方を見ますと、そこまで下がらなくても底打ちする可能性があるかもしれない、という感じも少ししてきています。
現状、24448(10/2)の高値からの日経平均の動きは、以下の通りになっています。
①下げ:24448(10/2)⇒22261(10/15)
②戻り:22261(10/15)⇒22959(10/17)
③下げ:22959(10/17)⇒現在進行中
仮にこの先、今日の安値22212円から再度反発し、22959(10/17)に近い水準まで、一旦数日程度反発。
その後、再度下落し、今日の安値22212円や、10/15につけた安値22261円近辺を再び目指すというような展開になった場合、ダイアゴナル・トライアングル(傾斜三角形)という波形パターンが出る可能性もあります。
ダイアゴナル・トライアングルが出現すると、波動転換となり、目先底打ちとなる可能性が出てくるので、注意が必要です。
なお、上記の見方は、あくまでも現時点のものになるので、この先の動き方によっては、やはりまだ調整局面は続く、という事になるかもしれません。
ただ、色々な可能性に備えて、こういうパターンもあると予め考えておくことは、株式投資をしていく上で必要な事になると考えております。