前日のNY市場は、FOMCの結果を好感して上昇。
これをうけて今日の日経平均は20832円で寄り付き、高い水準でスタート。
寄り後の9時6分には前日よりも300円以上高い20869円まで上げ、1/21の戻り高値20892円に近いところまで上昇しました。
しかしそこから上げが失速し、10時32分には20682円まで下落。
上げ幅を120円程度に縮める場面もありました。
ただ、その後は再び戻り歩調となり、+216円の20773円で終了する形になりました。
なお、ここのところ売買代金は増加基調にあったのですが、今日は昨日よりも更に増加して2.5兆円台となりました。
NYダウと比べて、日経平均の戻りが鈍い状況は依然として継続
昨日のNY市場は上昇で、12月下旬につけた安値以降の戻り高値を更新しました。
これをうけて今日の東京市場も戻り高値更新となってもおかしくなかったのですが、日経平均の高値は20869円までで、1/21の戻り高値20892円までは届かず。
TOPIXも1574.76まで上げて、1/21の戻り高値1574.86まで、あと一歩の水準までいったのですが、こちらも戻り高値更新とはなりませんでした。
なお、NYダウと日経平均について、10月から12月にかけての下げに対する戻り具合を比較すると、次の通りになっています。
◆NYダウ
①下げ:26951(10/3)⇒21712(12/26) ▲5239
②戻り:21712(12/26)⇒25109(1/30) +3397
③戻り率:64.8%
◆日経平均
①下げ:24448(10/2)⇒18948(12/26) ▲5500
②戻り:18948(12/26)⇒20892(1/21) +1944
③戻り率:35.3%
上記をみると、NYダウに比べて日経平均の戻りが鈍いのが一目瞭然です。
今のところ、NYダウの戻りに引っ張られる形で堅調な動きになっているのですが、NYダウの戻り率は64.8%まで上昇してきており、この水準からすると、そろそろ戻り基調が一旦止まる形になってもおかしくない所です。
仮にNYダウの戻り基調が止まると、日経平均の戻りも止まる事になると思われますが、NYダウに比べて戻りが鈍かった分、NYダウが下げに転じると、NYダウの下げ以上に日経平均は売られる展開になると想定されます。
なお、明日から2月に入りますが、タイミング的には基調転換となりそうな局面が近づいてきているような感じもします。
よって、今は戻り基調が継続する形になっていますが、基調転換となる可能性もあるという事は、一応念頭に置いておいた方が良いのではないかと考えております。