今日の日経平均は+128円の21431円で終了。
3日続伸となりました。
本日は前日の米国株高の流れを引き継ぎ、朝方から買いが先行。
日経平均は21346円で寄り付いた後、10時47分に21494円まで上昇。
190円近く上げ、21500円に接近する場面もありました。
しかしそこからは上げ幅を縮める展開となり、後場寄り後の12時42分には21315円まで下落。
前日終値にほぼ並ぶ所まで下押ししましたが、その後は再度買われる動きになり、最終的には100円以上上げて取引終了となりました。
売買代金は前日よりも増加して2.0兆円台。
昨日よりも商い増となりましたが、水準的には今一つで、指数が上げてきている割には盛り上がりに欠ける動きは今日も変わらずでした。
昨年10月の高値から12月安値までの下落幅に対する戻りで、日経平均はまだ半値戻しまで行かないが、NYダウは全値戻しまであと少しの水準に近づく
今日も指数は続伸で、引き続き、戻り歩調が継続となりました。
なお、ここまでの日経平均の動きを振り返ると、昨年10月に高値をつけてから12月の安値まで下落。
そこから戻り歩調をたどるという動きになっています。
日経平均がここまで戻り歩調をたどっているのは、NY市場の動きに引っ張られてと言えるのですが、そのNY市場よりもハイイールド債の方が戻りで先行していると言えます。
昨年10月の高値から12月の安値まで下落幅に対する戻りを見てみますと、
日経平均の戻り率は46.2%で、戻り率は50%までまだ届いていません。
一方、NYダウの戻り率は81.1%となっており、全値戻しまであと少しの所まで来ています。
日経平均とNYダウの戻りを比べると、NYダウの戻りのペースの方が早いといえます。
しかしNYダウよりも戻りのペースが早いのはハイイールド債で、同債は10月につけた高値を早々に抜けており、一足早く全値戻しを達成しています。
なお、1/9の記事で、「株の戻りと比べて、炭鉱のカナリアといわれるハイイールド債の戻りが現状大きくなっています」という事を書いたのですが、その後もハイイールド債の戻りが先行する形で株式相場の戻りを引っ張ってきているようにも見えます。
仮にハイイールド債の動きが、株式相場の動きに先行しているとしたら、ハイイールド債がどこまで戻るのかを見ておく必要があります。
同債について、今のところ変調の兆しは見られません。
ただ、戻り基調に入ってからもうすぐ2か月が経過するという事になりますので、どこで兆しが出てくるのか、という点については、一応留意しながら見ておく必要はあるのではないかと考えています。