朝方は利益確定売りが先行し、日経平均は21099円で寄り付き、小幅安でスタート。
ただ、9時6分に21066円まで下げた後は上げに転換。
為替が円安方向に振れていることや、中国・上海総合指数の堅調展開が支えとなり、後場入り後の12時40分には21227円まで上昇。
100円近い上げとなる場面もありました。
その後はやや押し戻されたものの、結局、+69円の21204円で終了。
日経平均は3日続伸となりました。
ただ、今日も盛り上がりに欠け、売買代金は1.6兆円台で2兆円に届かず。
ここのところ、戻り基調にあるのですが、商いは盛り上がりに欠ける状況が続いており、今日もこの傾向は変わらずでした。
場合によっては、昨年10月につけた24448円の高値に近い所まで上げる可能性もあるかもしれない
日経平均は昨日、25日線の水準を回復してきていたので、昨日の記事で書いたように、ここでスピード調整で一旦足踏みとなる可能性もあるかと考えていました。
しかし、弱かったのは朝方だけで、すぐに切り返して続伸で終了となりました。
この流れは夜間に入ってからも継続し、日経平均先物は一時21320円をつけるところまで上げる形になっています。
この点からしますと、ここで一旦止まらず、今週いっぱいぐらいはこの流れが続くという可能性もあるように思われます。
なお、6/7の記事で書いたように、18948(2018年12月26日)の安値から続いている戻り相場の波動は、次のようにカウントされ、今は20289(6/4)の安値から最後の戻り(c波)が進行中である、と見ています。
a波:18948(2018年12月26日)⇒ 22362(4/24)
b波:22362(4/24) ⇒ 20289(6/4)
c波:20289(6/4) ⇒ 現在進行中
では、このc波の戻りをどの辺りで想定しているのか、という事なのですが、a波の上げ幅が+3414円なので、20289(6/4)の安値から同程度の幅で上げると、戻り高値の目標は23703円となります。
よって、ざっくりと考えると、今年の日経平均の高値目標は23500~24000円あたり、という事になります。
なお、場合によっては、昨年10月につけた24448円の高値に近い所まで上げる可能性もあるかもしれない、というのが現時点における想定となります。
※日経平均が上がると考えた場合、日経平均先物を買うよりも、くりっく株365 を買った方が、取引期限がない、配当がつく等といった面で利点があります。