朝方は、前日のNYダウの最高値更新や円安・ドル高を支えに買いが先行し、日経平均は21720円で寄り付き、前日よりも70円程度高くスタートしました。
しかし、高かったのは寄付きまでで、その後は株価指数先物売りを交えて下げに転じ、9時44分には21589円まで下落。
今度は一転して50円程度安くなる場面もありました。
決算が悪かった安川電機が下落し、周辺銘柄に売りが広がり、重しとなった面もありますが、売り一巡後は、プラス圏に持ち直し、大引けにかけては底堅く推移。
最終的には+42円の21685円で引け、日経平均は続伸で終了しました。
ただ、本日はオプションSQ日だったのですが、売買代金は1.7兆円台にとどまり、SQ日としては2017年7月以来2年ぶりの2兆円割れとなりました。
今は上げが再開となるタイミングが到来するのを辛抱強く待つ時
本日、日経平均は続伸で、昨日に続き、引け値ベースで5日線の水準(今日の時点で21592円)は超えました。
ただ、同線の水準は、昨日が21604円で今日が21592円なので、まだ上向きには転換する所までには至っていません。
また、日経平均は続伸だったのですが、TOPIXは▲2.32の1576で、マイナスでの引けとなりました。
このため、TOPIXは、5日線の水準(今日の時点で1575)よりも一応上にありますが、かろうじて上に位置しているという感じになっています。
昨日の記事で、「日経平均が5日線の水準を維持したまま、同線が下向きから上向きに変わると、上値追いが再開する」という事を書いたのですが、まだ、そこで書いたような条件が整うという所までには至っていません。
したがって、上値追いがどこで再開となるのかは、まだ見えないというところです。
しかし、今は強気派よりも弱気派が多く、これが裁定買い残の数字(※)にも反映されていると思われます。
このように弱気派が多数を占めている状況の中で、ここから大きく下げる可能性は低いと考えます。
よって、今は上げが再開となるタイミングが到来するのを辛抱強く待つ時になるのではないかと考えます。
(※)7月5日時点の金額ベースの裁定買い残は、買い残が5124億円に対して、売り残が9583億円で、売り残が買い残の1.87倍の規模になっている。
◆日経平均が上がると考えた場合、日経平均先物を買うよりも、くりっく株365を買った方が、取引期限がない、配当がつく等といった面で利点があります。