昨日のNY市場は反発でしたが、今日の日経平均は20548円で寄り付いて小幅下落でスタート。
10時5分に20570円まで戻したものの、プラス圏まで浮上できずに下落。
11時22分に20406円まで値を下げて、180円程度マイナスとなる場面もありました。
そこから戻して最後は▲68円の20516円で終了。
日経平均は今日も下落で、4日続落となりました。
ただ、TOPIXは+0.7の1499.93で終わり、小幅ながらも反発で引けました。
売買代金は前日よりも減少して2.2兆円台。
騰落銘柄数は、値上がりが1003銘柄に対して値下がりが1060銘柄で、ほぼ均衡するかたちになりました。
空売り比率(5日平均)は売られすぎの水準に到達
昨日のNY市場は上昇でしたが、日経平均は前日下げ幅を大きく縮小して終了した事もあってか、今日は下げて終わるかたちでした。
なお、4日続落となったことで、騰落レシオ(25日)は、81.2%まで低下。
下げすぎと見られる70%台まで、あと少しのところにまで迫っております。
また、空売り比率も、8/1が45.5%で、8/2に50.3%、8/5に51.5%、8/6に48.7%、そして本日が50%となっており、同比率の5日平均は49.2%まで上昇。
空売り比率(5日平均)の今年の高値は5/16につけた47.6%なので、上記水準は今年の中では最も高い水準となり、こちらは指標的には売られすぎの水準に到達している、という事になります。
その他、今日の時点で発表になった、8/2時点の金額ベースの裁定残高は、買い残が5434億円に対して、売り残は1兆2204億円で、大きく売り超となっています。
売り残が多いという事は、将来の買い戻し需要が増えている、という事を意味します。
以上で見てきた点からしますと、今は売りに押されて下値を模索する展開になっていますが、売りが一巡した後は、一転して反転してくる形になる可能性が高いのではないかと考えます。
なお、今週金曜日にオプションSQがあるので、ここまでの下げはそれに向けた仕掛け的な売りではないか、という見方もできるかと思われます。
仮にそうであるとするならば、下値を模索するのは今週までで、次週以降は反転する形になるのではないかと考えます。
◆日経平均が上がると考えた場合、日経平均先物を買うよりも、くりっく株365を買った方が、取引期限がない、配当がつく等といった面で利点があります。