前日の米株暴落を受けて今日も売り先行で始まり、日経平均は16726円で寄り付きました。
そこから9時8分に16378円まで下げて、3/13につけた16690円の安値を割り込み、一時600円以上下落する場面もありました。
しかし、そこからは先物を絡めたショートカバーや、年金系資金の買いが入って切り返しの動きに転じ、10時34分には17557円まで上昇しました。
ただ、その後は戻り売りに再び押される展開となり、引けは+9円の17011円で終了。
日経平均は5日ぶりに小幅に反発となりました。
売買代金は4.3兆円台で、4兆円の大台乗せ。
騰落銘柄数は、値上がりが1874銘柄に対して、値下がりが273銘柄でした。
2008~2018年までの上げ幅の半値押しとなる15721円が次の下値メド
今日の日経平均は朝安後に切り返す動きとなりました。
引けは+9円高と小幅高に終わりましたが、日中の値幅は1100円を超えており、引き続き乱高下が激しい1日でした。
現状の日経平均は、6994(2008年10月28日)から24448(2018年10月2日)まで、10年近く続いた上昇波動を修正する動きとなっています。
この波動をブレイクダウンすると以下の通りになります。
1波:6994(2008年10月28日)⇒24448(2018年10月2日) +17454円
2波:24448(2018年10月2日)⇒ 現在進行中
2波目(※)の目安として、1波の38.1%押しとなる17798円があるのですが、これは既に下回ってしまっているので、半値押しとなる15721円が次の下値メドになります。
(※)2波目の波の特性として、1波目の大半を引き返すので、2波目が終わるまでにその時まで得た利益の大半がなくなってしまう、と言われています。
なお、半値押しでも止まらない場合は、61.8%押しの13661円も考えられます。
しかし、仮に61.8%押しの13661円でも止まらないとなると、あまり考えたくもないのですが、1波の上げ幅の全値押しに近いところまで戻される可能性も出てきますので、このラインはけっこう重要な分岐点になると考えます。
(ちなみにTOPIXの場合は、61.8%押しの水準は1157となります)
ただ、現在進行中の2波目の修正波は、恐らく、a-b-cの3波構成になると思われるので、一気に下げがそこまで進むという訳ではなく、一旦a波の下げが終わると1か月程度の中間反騰があり、中間反騰が終わった後で再びc波の下げがあるという感じの動き方にこれからなっていくのではないかと思われます。
なお、現状a波の下げが進行中なのですが、24115(2020年1月17日)から下げが始り、既に2か月程度で7737円下落してきているので、もうそろそろ下げ止まってもおかしくないのではという感じもします。
ただ、ここまでボラティリティが大きくなると、どこで一旦止まるのか、予想は難しいので、引き続き動向を注視していくところになります。