前日のNY市場で、原油価格の上昇が好感され、NYダウは400ドル近く上げる場面もあったのですが、ギリアドの新型コロナ治療薬の初期臨床試験が失敗に終わったとの報道を受け、楽観的な見方が後退。
引けにかけて上げ幅を縮め、最終的に+39ドルと小幅高で終了。
これをうけて今日の日経平均は19331円で寄り付き、100円程度マイナスでスタートしました。
その後、14時9分に19175円まで値を下げましたが、引けにかけて下げ幅を縮小し、▲167円の19262円で終了。
日経平均は反落となりました。
売買代金は前日よりも増加したものの、2.0兆円台と、今日も薄商いでした。
来週からはゴールデンウィークが始まることもあり、全般的に見送り気分が強い1日でした。
騰落銘柄数は、値上がりが887銘柄に対して、値下がりが1201銘柄で、値下がり銘柄が優勢でした。
仮に再度戻り高値方向を目指す動きになったとしたら、そこでTOPIXが3/27につけた戻り高値を超えられるのかどうかがポイント
今日の日経平均の安値は19175円まであったので、前日空けたマド(19137~19221円)を一部埋める動きとなりました。
ただ、本日下げとなったものの、安値から90円程度戻して引ける形になったので、一方的に売られるという動きではありませんでした。
今のところ、4/17に19922円で戻り高値をつけたあと下げに転じ、4/21から上向きだった5日線が下げてきているので、再び調整局面に入ってきている可能性もあります。
しかし、その一方で、4/22に18858円まで下げた後、昨日、今日と下げ渋る動きも見られるので、まだ調整局面入りとはならず、再度戻り高値方向を目指す可能性もあると思われます。
再び調整局面に入ってきているのか、それともそれはまだで、再度戻り高値方向を目指す動きとなるのか、現時点においてはその見極めがまだはっきりしない、ということになります。
この点については、どちらの方向へ動くのか、もう暫く動向を見守る必要があるかと考えます。
なお、仮に再度戻り高値方向を目指す動きになっているとした場合、そこでTOPIXは3/27につけた戻り高値1459を超えられるのか、という点が大事なポイントになってきます。
再度戻り高値方向を目指したものの、1459を超えられないとなると、2回目の戻り高値(4/17の1456)でも超えられず、3回目の挑戦でもやはりそれを超えられないとなると、戻りがピークアウトした色合いがかなり濃厚になってきます。
そうなると、そこから3月下旬につかた安値に対する2番底を探る動きに入る可能性がより強くなってきます。
現状、先行きを見極めるのが難しい局面が続きますが、4/20の記事でも書いたように、日柄的にはそろそろという感じもします。
来週からはゴールデンウィークも始まるので、GWを挟んで相場に動きが出てくるかもしれません。
いずれ動きは出てくると思われるので、今はどこでその潮目が変わるのかを注視していく局面かと考えます。