新型コロナウイルスの感染第2波への警戒と経済活動再開の動きの期待の綱引きとなり、前日のNY市場で主要3指数は高安まちまちで引けました。
これをうけて今日の日経平均は20413円で寄り付き、20円程度高くスタートしました。
その後、9時34分に20293円まで下落し、100円程度マイナスとなる場面もありました。
ただ、世界の経済活動再開の動きが心理的な支えとなり、それ以上下値を売り込む動きとはならず、下げ幅を縮小。
▲24円の20366円で終了。
日経平均は小幅反落となりました。
売買代金は前日よりも減少して2.0兆円台。
騰落銘柄数は、値上がり840銘柄に対して、値下がりが1244銘柄でした。
徐々に上げ幅が小さくなってきている感じは見られるが‥‥
3/19の安値16358円からの戻り波動は、以下の通り、5波の構成になっていると思われます。
1波:16358(3/19) ⇒ 19564(3/25) 値幅+3206円、日柄4日
2波:19564(3/25) ⇒ 17646(4/3) 値幅▲1918円、日柄8日
3波:17646(4/3) ⇒ 19922(4/17) 値幅+2276円、日柄11日
4波:19922(4/17) ⇒ 18858(4/22) 値幅▲1064円、日柄4日
5波:18858(4/22) ⇒ 現在進行中
現状、18858(4/22)から5波目の戻りをやっているところと見られるのですが、18858(4/22)から昨日つけた日中高値20534円までの上げ幅は1676円となっています。
まだ5波目の戻りは進行中ですが、1波目の戻りが+3206円、3波目の戻りが+2276円なので、仮に5波目の戻りが+1676円であれば、1波⇒3波⇒5波で、徐々に上げ幅が小さくなってきているという事になります。
なお、16358(3/19)の安値で調整局面が終わり、そこから上げ波動に転換しているのであれば、ここで上げ失速とはならず、更に上値を追う形になると思われます。
一方、16358(3/19)の安値からの戻りが調整局面の中のリバウンド局面であれば、戻りの幅が徐々に縮小し、上げづまりのような形になるのではないかと考えます。
ここから上げづまりの動きが出てくるのか、それとも、更に上値を追うような展開となるのか、ここからの動きに注目したいと思います。