前日のNY市場で、NYダウは一時450ドル近く下げる場面もあったのですが、切り返す展開となり、最終的に+1.62%の上昇となりました。
これをうけて今日の日経平均は20149円で寄り付き、200円以上高くスタートしました。
寄り直後の9時4分に20198円まで上げたのですが、米中対立への警戒感もありそこから売られる展開となり、前引け前の11時27分には19832円まで値を落とし、マイナスとなる場面もありました。
ただ、後場に入ると、NYダウ先物が底堅く推移するのをうけて再び買いが優勢となり、+122円の20037円で終了。
日経平均は2万円台をキープして取引を終えました。
売買代金は2.1兆円台。
騰落銘柄数は、値上がりが1411銘柄に対して、値下がりが704銘柄で、値上がり銘柄全体の64%程度を占めました。
前日のNYダウは、安寄り後に切り返して引ける
前日のNYダウは、22789ドルまで下落して4/21につけた安値22941ドルを割り込みました。
これで昨日の記事でも書いたように、4/17と4/29、5/12の3回で戻り高値をつけて下落する形になったので、三尊天井形成の可能性もあるかと考えました。
しかし、大きく下げた後はすぐに切り返す展開となり、最終的にプラス圏に浮上して終了しました。
昨日も続落となると、3月下旬から続いてきた戻り相場が終了となる可能性も高かったのですが、反発となったことで、戻り地合いが崩れるところまでには至らず、首の皮1枚でつながりました。
ただ、反発となったものの、昨日の引け値が23625ドルで、25日線(昨日の時点で23803ドル)を回復する所まで来ていません。
また、昨日の時点で5日線が23838ドルなので、今晩仮に下落するような展開になると、5日線が25日線を下回るミニデットクロスが示現する形になります。
よって、NYダウが戻り地合いを継続するためには、昨日の反発に続いて今晩も上げてくる必要があると思います。
しかし、仮にここで続伸での上昇に失敗し、前日の上昇分を早々に取り消すような動きになると、先行きに黄色信号が点灯する可能性が強くなってくるのではないかと考えます。