前日の米国株市場でNYダウが続伸で、6/8につけた戻り高値27580ドルを更新。
この流れを引き継ぎ、朝方から幅広い業種で買いが先行し、日経平均は22505円で寄り付いてスタートしました。
トランプ米大統領が追加の新型コロナ経済対策を実施すると表明したことを受け、時間外取引の米株先物が小じっかりした動きとなったことのほか、前日まで3日続落となっていた香港ハンセン指数が大幅高となったことなどが好感され、その後もほぼ一本調子で上昇する展開に。
大引け前の14時57分に22760円で高値をつけ、そのまま高値水準で取引を終了。
日経平均は+420円の22750円で4日ぶりに上昇。
売買代金は前日よりも増加して2.7兆円台でした。
21710(7/31)から5波目の上げが開始している可能性も
先週後半はNYの株高に追随できない動きが続いていたのですが、本日は大きく上昇。
日経平均は8/4の高値22603円を超え、25日線の水準(今日の時点で22545円)も回復してきました。
なお、ここのところ、日経平均よりもTOPIXの動きの方が良い状態が続いているのですが、今日も日経平均の上昇率が+1.88%に対して、TOPIXの同率は+2.54%で、TOPIXの動きの方がよい1日でした。
これにより、TOPIXは200日線の水準(今日の時点で1583)を回復。
また、今日の日中高値は1586.02まであったので、7/15につけた1590.62に迫ってきました。
先週の段階では、日経平均は22600円まで戻した後、3日続落となり、このままいくと今週末あたりに200日線が上向きから下向きに転換する可能性があったので警戒する見方をとっていました。
しかし、本日大幅高となったので、200日線が下向きに転換する可能性は先送りとなりました。
なお、23185(6/9)と22965(7/15)を結んだラインが現状、22800円あたりにあるのですが、これを超えてくると、6/9につけた戻り高値23185円を抜けてくる可能性も出てきます。
そうなると、21710(7/31)から5波目の上げが開始しており、この5波目の上昇波で24000円方向を目指すという見方が強くなってくると思われます。