前日の米国株式市場は、主要3指数が軒並み3%を超える下げとなり、急落。
その流れを引き継ぎ、日経平均は23170円で寄り付き、250円程度安い水準でスタートしました。
しかしその後は、上海総合指数がしっかりとした値動きとなった他、時間外取引で米株先物が底堅く推移したこと等が支えとなり、切り返す動きとなり、14時11分には23374円まで戻り、下げ幅を40円程度に縮める場面もありました。
引けは▲86円の23331円で終了。
日経平均は4日続落となりました。
売買代金は2.0兆円台で、2日連続で2兆円を超える動きとなりました。
前日のNY株はマドを空けて下げる。早期にマド埋めなるかが注目される
NY株は大きく下げる動きとなりましたが、日経平均は▲0.37%の下落、TOPIXは▲0.1%の下げで、3%近く下落したNY株と比較すると、日本株は底堅い動きとなりました。
昨日のNY株は、マドを空ける下げとなったので、この先の動きが注目されるところです。
比較的早期にマド空けを埋める動きとなればよいのですが、それができない場合は、調整が長引く可能性もあるので、やや警戒するところです。
ただ、NYダウは、9/3に29199で高値を付けた後、26534(9/24)まで下落。
その後、28957(10/12)まで戻し、そこから再度下げるという動きになっているので、a-b-cの2段調整の動きになっているようにも見えます。(内訳は以下の通り)
a波:29199(9/3) ⇒ 26534(9/24) ▲2665
b波:26534(9/24) ⇒ 28957(10/12) +2423
c波:28957(10/12) ⇒ 現在進行中
仮に2段調整の動きとなっているとしたら、a波とc波の長さが同程度となる場合もあるので、その場合の下値の目安は26292となります。
昨日のNYダウの安値は26497となるので、あと200ドル程度下げたところで切り返せるのかが、目先注目されるところです。