前日の米国株市場で、米ジョージア州の上院決選投票で民主党が2議席を獲得し勝利したことから、大型財政投資への期待が膨らみ、NYダウは連日の最高値更新。
これをうけて今日の日経平均は27720円で寄り付き、前日の高値を更新して寄り付いた後も継続して買われる展開となり、引けは+648円の28139円で終了。
日中の高値で引け、大幅高で続伸となりました。
日経平均は引け値で28000円台にのせ、1990年8月以来、30年5カ月ぶりとなる28000円台のせとなりました。
前日に新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が発令されましたが、市場への影響は限定的でした。
売買代金は前日よりも増加して3.1兆円台で、3兆円の大台のせとなりました。
とりあえず、ついていけるところまで乗っていくというスタンスで臨むのが適当か
昨日に引き続き本日も強い展開で、買うから上がる、上がるから買われる、バブル相場っぽい展開の動きとなっています。
これで昨年3月19日に16358円の安値をつけてから今日の高値28139円まで、10か月程度の期間で11781円上げてきたことになります。
また、昨年11月5日の記事で、「日経平均の200日線は上向きに転換してきたので、ここから上昇トレンドが明確に」という記事を書いたのですが、その時の引け値が24105円なので、そこから4000円以上上げてきたことになります。
なお、今日の時点で75日線(今日の時点で25167円)との乖離は+11.81%となっています。
昨年3月19日の安値からの同線との乖離率を見ますと、以下2回が乖離のピークとなっております。
①2020年6月8日:+14.94%
②2020年12月1日:+12.14%
この乖離率から見ますと、そろそろスピードが落ちるのではないかと思われるのですが、今は買いに勢いがついている状況になるので、この水準だけをみてそろそろと思って降りてしまうと更に上値が伸びて、早降りとなってしまう可能性もあります。
よって、このようなケースでは、とりあえず、ついていけるところまで乗っていくというスタンスで臨んだ方がよいのではないかと考えています。
ただ、どこかでピークアウトはするので、ピークアウトの兆しが出てきたところで一旦ポジションを落とすのもありかと考えています。
この点に関しては、5日線を割り込んで、同線が上向きから下向きに転換する所が、短期的なピークアウトの兆しになると想定しています。