前日の米国株市場でNYダウが小幅上昇したものの上値の重い展開で、ナスダック総合指数はマイナス圏で終了。
今日の日経平均は28539円で寄り付き、70円程度下げてスタートしました。
9時1分に28571円まで戻したものの、新型コロナウイルスの感染拡大が警戒されるなか、内需株中心に売りがかさみ、そこから下げ幅を拡大する展開に。
大引け前の14時58分に28240円まで下げた後、そのまま安値圏で取引を終了。
日経平均は▲329円の28279円で続落となりました。
売買代金は前日よりも減少して2.1兆円台でした。
TOPIXの7/13の戻り高値で、3/19につけた高値からの上値抵抗ラインで打ち返される
今日の日経平均は続落となり、5日線(今日の時点で28423円)を割り込む動きとなりました。
また、安値は28240円まであったので、7/9~12にかけて空けたマド(28000~28405円)も一部埋めてくる動きとなりました。
日経平均は7/13に28852円まで戻したのですが、75日線(7/13の時点で28938円)の手前で打ち返される動きとなっています。
一方、TOPIXは1939.61で引けているので、75日線(今日の時点で1938.78)は辛うじて維持できているものの、7/9~12にかけて空けたマド(1916.55~1942.71)をこちらも一部埋める動きとなっています。
また、7/13の記事で、
「3/19につけた高値2013.71と、6/16につけた戻り高値1983.13とを結ぶ上値抵抗ラインに接近する形になっています。
ここからTOPIXが上値抵抗ラインを上に抜けて、6/16につけた戻り高値1983.13も超えてくると、先週金曜日の7/9の安値で底値をつけて、以降反転トレンドに入ったという見方が強まってきます」
と書いたのですが、TOPIXの戻り高値は7/13の1973.35までで、そこから打ち返されて下落となっています。
本日、日経平均、TOPIXともに5日線を割れてきたことで、再度下値を試す可能性も残るということになりました。
明日も下げる形になると、7/13から上向きに転じてきた5日線が再度下向きになる可能性が強くなり、そうすると再度下値を試す可能性も出てくるので、やや注意が必要かと考えます。