本日は、中国の不動産開発大手、中国恒大集団の信用問題が警戒され、ほぼ全面安となりました。
日経平均は30021円で寄り付き、先週末の引け値よりも480円程度安くスタート。
9時3分に29832円まで下げた後、9時35分に30051円まで戻しました。
しかし、そこから再度押し戻されて、引けは▲660円の29839円で、日中のほぼ安値に近い水準でクローズ。
日経平均は急反落となりました。
売買代金は前日よりも減少して3.3兆円台でした。
中国恒大集団の信用問題をうけて急落
日経平均は、26954（8/20）から30795（9/14）まで、3841円上昇していました。
ここまで1か月に満たない期間で急伸していたところに、中国恒大集団の信用問題という悪材料が出て、急反落する形となりました。
先週末の日中安値が30358円に対して、今日の同高値が30051円なので、350円程度マドを空けて下げる形になりました。
なお、今日の安値が29832円だったので、直近高値からの下げ幅は963円。
26954（8/20）から30795（9/14）までの上げ幅に対する戻りは25%となっています。
この戻りが、1/3押しとなると、下値の目途は29515円。
38.2%押しとなると、下値の目途は29328円となります。
また、26954（8/20）から30795（9/14）まで上げる過程で、以下2つのマドを空けているので、このあたりも下値の目途として意識される水準となります。
①29705（9/6）～29838（9/7）
②29149（9/3）~29469（9/6）
前日のシカゴの日経平均先物の安値は29250円で、上記②に近い水準となります。
とすると、ざっくりと考えて、29149~29838円あたりが今回の押しの下値の目途になるのではないかと考えます。
