中国問題や米債務問題、原油高によるインフレ懸念といった要因に、金融所得課税など岸田新内閣の政策に対する警戒感も重なり、今日の日経平均は28050円で寄り付き、400円程度安く始まりました。
その後も売りが拡大して10時33分には27460円まで下落。
一時下げ幅は1000円に近いところまで拡がりました。
その後、突っ込み警戒感から後半は下げ渋り、引けは▲622円の27822円で終了。
日経平均は大幅安で7日続落となりました。
売買代金は前日よりも増加して3.6兆円台でした。
一旦反転に転じ、5日線近辺まで戻した後、再度下落に転じて3段目の下げを入れる動きを想定
昨日の下落で、菅前首相が退陣表明する以前の水準まで下落し、本日も下げたことで上げた分を帳消しにするだけでなく、マイナスとなりました。
本日、27460円まで下げたことで、30795(9/14)からの下げ幅は3335円となりました。
26954(8/20)から30795(9/14)までの上げ幅が3841円なので、ここで上げた分の86.8%を引き戻す形となりました。
なお、9/29の記事で書いたように、当初は29100~200円程度を下値の目途として考えていました。
日経平均は急落で2段下げの展開。29100~200円程度が下値の目途となるのか?
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が、ここまで短期間で下げが拡大する展開となっているので、昨日の記事でも書いたように、26954(8/20)に近いところまで行ってしまうのかもしれません。
(当初想定よりも下げのピッチが急なので、26954(8/20)を割って更に下に行く可能性も考えられます)
日経平均は6日続落で、75日線と200日線も割り込む
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ただ、本日も下げたことで下落は7日連続となりました。
さすがにそろそろ一旦反転に転じるのではないかと思われます。
一旦反転に転じ、5日線近辺まで戻した後、再度下落に転じて3段目の下げを入れたところで、しばらく下値模索の動きは止まる動きになるのではないかと考えています。