前日の米国市場では、金利上昇への警戒感が高まり、主要3指数が急落。
これをうけて今日の日経平均は29611円で寄り付き、大幅安でスタート。
午後には自民党総裁選が開かれ、岸田文雄氏と河野太郎氏による決戦投票が行われることが判明すると、14時14分に29329円まで値を下げました。
ただ、売り一巡後は値を戻す形となり、引けは▲639円の29544円。
日経平均は大幅安で3日続落となりました。
売買代金は3.8兆円台で、商いは活発でした。
NY市場がどこで落ち着きを取り戻してくるのかが、注目される
今日の日経平均は大きく値を下げ、29573(9/22)を割り込み、29329円まで値を下げました。
9/27の記事で、2段下げでの調整パターンを想定と書いたのですが、本日、29573(9/22)を割り込んできたので、2段下げの形になってきました。
調整局面がまだ継続か? 調整が続く場合、2段下げでの調整パターンを想定
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一段目の下げ:30795(9/14)⇒29573(9/22) ▲1222円
二段目の下げ:30414(9/27)⇒ 現在進行中
本日、29329円まで下げているので、30414(9/27)からの下落幅は▲1085円となっています。
仮に、一段目の下げと同程度下げる形になると、29192円まで値を下げることになります。
この水準は、9/21の記事で下値の目途として書いた29149~29838円あたりと近い水準となります。
日経平均は急落。29149~29838円あたりが今回の押しの下値の目途か
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本日、29679~30001円でマドを空けて下げる形となっているので、反転基調に転ずるためには少なくともここで空けたマドを完全に埋めてくる必要があります。
今月に入ってからNY市場が不安定な動きとなっているので、ここが落ち着いてこないと、日本株もなかなか反転に転じることはできないと思われます。
よって、当面はNY市場がどこで落ち着きを取り戻してくるのかが、注目されるところになってきます。