前日の米国株市場ではNYダウが4日続伸となりましたが、米長期金利の上昇を背景にハイテク株に売りが目立ち、日経平均は30142円で寄り付き、100円程度下落してスタート。
9時33分に30001円まで下げ、3万円ぎりぎりのラインまで値を下げる場面もありました。
ただ、前場終盤を境に押し目買いで下げ渋り、引けは▲56円の30183円で終了。
9月の実質最終商い日で配当や株主優待の権利取り狙いの買いが下値を支える形となりました。
売買代金は前日よりも増加して3.8兆円台でした。
アメリカの長期金利の上昇をうけて、ドル円が動意
今日の日経平均は小幅下落だったのですが、5日線の水準(今日の時点で30030円)は維持しました。
ただ、5日線は前日に続いて下落で、なかなか上向きに反転することができていません。
TOPIXもこれと同じような動きとなっています。
本日が9月末の権利付き最終日になるので、明日、権利落ち分(180円程度)を埋めて上げることができれば強いということになるのですが、夜間市場で日経平均先物が一時29700円をつけるなど、軟調な動きとなっています。
このままいくと、明日も下落する形になるので、そうなると29573(9/22)からの戻りは30414(9/27)で終了。
9/22につけた安値29573円を再度試す動きになる可能性が高そうな感じがします。
なお、株価の動きは冴えない感じになっているのですが、アメリカの長期金利の上昇をうけて、ドル円は111円60銭台まで上げ、7月2日につけた111円65銭近辺の高値を抜いてきそうな感じとなっています。
ドル円については、4/14の記事で、「ドル円の調整局面は押し目買いの好機か」と書いて注目していました。
7月2日につけた111円65銭近辺の高値を抜いてくると、7/1の記事で書いたように2015年につけた125円方向を目指す動きになるのではないかと考えているので、動向が注目されるところです。