前日の米国株市場ではNYダウが続伸したものの、ナスダック総合指数は小幅ながらマイナスで終了。
今日の日経平均は28832円で寄り付き、小高く始まったのですが、東京などで感染が広がる新型コロナウイルスに対する懸念が高まるなか、インド型の「デルタ株」に対する警戒感も重荷となって下落する展開に。
12時30分に28624円まで下げて、下げ幅は一時170円程度となりました。
その後は引けにかけてやや戻して、▲84円の28707円で終了。
日経平均は4日続落となりました。
今週末に予定される6月の米雇用統計発表を見極めたいとの思惑もあり、模様眺めムードが強かったことで、売買代金は前日よりも減少して1.9兆円台と2兆円割れでした。
ドル円相場は、3月末につけた111円近辺の高値を上回る展開に
直近で日経平均は27795(6/21)まで下げたあと、29174(6/25)まで上昇し、75日線近辺まで戻る動きを見せました。
ただそこで打ち返されて25日線(今日の時点で28938円)を割り込んで、4日続落となっています。
コロナ問題が上値を重くしているのですが、なるべく早期に25日線を超えてくる動きにならないと再度下値を試す展開になるかもしれないので、ここで踏みとどまることができるのかが目先注目されるところです。
日経平均は今ひとつはっきりしない動きが続いているのですが、ドル円相場は引き続き堅調で、3月末につけた111円近辺の高値を上回る展開になっています。
ドル円相場については、3月3日の記事で、ドル円は円安方向への動きがより鮮明になってくるか、という記事を書いたのですが、その後ドル円は3月末に111円近辺まで上昇しました。
その後、4/14の記事で、ドル円の調整局面は押し目買いの好機か、と書いたのですが、4月23日に107.5円近辺まで下げた後切り返しに転じ、直近では111円台にのせる動きとなっています。
今年はドル円相場は堅調と見ており、2015年につけた125円方向を目指す動きになると想定しているので、ここからどこまで上値を伸ばしていけるのか、注目していきたいと思います。