前週末に欧米株市場が軒並み大きく上昇したことを受け、リスクオフの巻き戻しが続くとみらましたが、朝方は売り優勢となり、日経平均は26457円で寄り付き、小幅安でスタートしました。
ウクライナ問題は依然として不透明感が残るほか、ロシアを国際的な金融決済システムから排除する方向となったことで、9時17分に26262円まで下げて、一時200円程度下げる場面もありました。
ただ、そこからは上げに転じて10時18分に26644円まで上げましたが、そこから売られてマイナス圏になった後、再度買われて再びプラス圏に浮上。
大引けは+50円の26526円となり、小幅ながらも続伸となりました。
売買代金は前日よりも増加して3.4兆円台でした。
5日線が上向きに転換してくると、底入れの可能性を示す次のシグナルが点灯することに
2/25の記事で、
「日経平均は1/27につけた安値を昨日下回ったのですが、TOPIXは同安値を割れずに反転する形になりました。
このままこの形を維持できれば、日経平均とTOPIXで動きが異なるダイバージェンスが示現することになります。
これは底打ち反転を示唆するものになり、強気要素となりますので、ここから後もこの形を維持できるかどうかが注目されます」
と書いたのですが、今日も続伸となり、TOPIXは1/27につけた安値を割れずに反転する形が継続しています。
現状では、2/24が安値となっているのですが、ロシアのウクライナ進行を境に反転する動きとなっています。
相場格言に「戦争は号砲とともに買え」というものがありますが、今回はそれが正に当てはまる動きとなっているのでしょうか。
また、今日の上げで、日経平均、TOPIXともに5日線を回復してきています。
このまま上げが続き、下向きで推移してきた5日線が上向きに転換してきますと、底入れの可能性を示す次のシグナルが点灯することになります。
なお、明日も続伸となったとしても、5日前の2/21の終値がまだやや高い(日経平均の場合、2/21の終値は26910円)ので、明日の段階では5日線が上向きに転換してこないかもしれません。(5日線が上向きに転換するためには、明日の引け値が26910円を超えてくる必要があるので)
ただ、明後日になると、5日前の2/22の終値が26449円に下がるので、5日線が上向きに転換してくる可能性が高くなります。
明日、明後日の動きで、まずは5日線が上向きに転換してくるかを見ていきたいと思います。