米国株市場では10年債利回りの上昇一服を受け、ハイテク株を買い戻す動きが顕著となりました。
この流れが東京市場にも波及し、今日の日経平均は28173円で寄り付き、200円以上高く始まりました。
9時19分に28063円まで一旦押し戻れた後は、外国為替市場でドル高・円安基調にあることが主力輸出株に有利に働いたほか、期末の配当取りの動きもあり、引けにかけて買われる形となり、+308円の28252円で高値引け。
日経平均は前日の下げを上回る戻りとなり、反発となりました。
売買代金は前日よりも増加して3.2兆円台でした。
明日の配当権利落ちを埋めてくることができるか
今日は反発となり、200日線(今日の時点で28265円)に再び接近してきました。
TOPIXは一足早く3/23から200日線を回復しているほか、3/24の記事でも書いたように、3/22から200日線も上向きに転換しています。
今週に入ってからTOPIXの200日線は上向き基調に転換。当面の間、強い展開が続くと想定
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今のところ、日経平均は200日線よりも下に位置しており、また、同線も下落基調が続いています。
更に上値追いとなるためには、日経平均も200日線を上回り、同線が上向きに転換してくる必要があるので、日経平均がTOPIXの動きに追随してくることができるのかという所がポイントとなります。
なお、夜間市場で日経平均先物が一時400円近く上げるなど、上げてきています。
明日は配当権利落ちとなるのですが、配当落ちを埋めて上げてくる形になると、戻りの勢いは強いということになり、上値追いの動きが更に強まる可能性もあるので、目先的には明日の動きが注目されます。