前日の米国株式市場で、主要3株価指数が上昇しましたが、今日の日経平均は、27005円で寄り付き、前日終値とほぼ同値でスタート。
その後は昨日終値で27000円台を回復した達成感から利益確定や戻り売りが出て、下げ幅を拡大。
時間外取引の米株先物や中国株が軟調に推移したことも、ネガティブ要因となり、今日は終始軟調でした。
大引けは▲253円の26748円で終了し、日経平均は3日ぶりに下落となりました。
売買代金は前日並みの2.6兆円台でした。
昨日の段階で、ミニゴールデンクロスが示現
昨日、28338(3/25)と27580(4/21)を結ぶ上値抵抗ラインを上に抜ける動きとなったのですが、その勢いは続かず、下落となりました。
また、昨日、26769~26832円でマドを空けて上げる形になっていたのですが、今日の日中安値は26736円だったので、1日で当該マドを埋める形になりました。
なかなか戻り方向の動きが明確にならないのですが、昨日の段階で5日線が25日線を上回るミニゴールデンクロスが示現しています。
また、75日線が5/20時点で26810円だったのが、5/23時点で26821円に上昇しており、75日線の傾きが下向きから横ばい~やや上向きに転換しつつあります。
今日の時点で25日線が26726円で、75日線が26821円なので、25日線と75日線も接近しつつあるのですが、ここから75日線が横ばい~やや上向きの動きが継続し、25日線が上向きに転換してくると、先々、25日線が75日線を上回るゴールデンクロス(GC)が示現する可能性が出てきます。
なお、直近で25日線が75日線を上回るGCが示現したのは、4/19になります。
ただ、この時は、4/19の記事でも書いたように、75日線が下落している中でのGCなので、真正のGC示現ではありませんでした。
その時と比べて、直近では75日線が下向きから横ばい~やや上向きの動きに変わりつつあるので、仮にここからGCが示現するとしたら、75日線が下落する中でのGCとはならないので、真正のGCが示現する可能性があります。
そうなるためには、少なくとも27000円以上を維持する状態がしばらく続かないといけないので、早期に27000円台を回復できるのかが焦点となります。