前日のFOMCの利上げは市場の想定通りで、過度な引き締め懸念が後退したことをうけて、昨日の米国株市場は上昇。
これをうけて今日の日経平均は、27909円で寄り付いた後、9時7分に28015円まで上昇。
一時、28000円台を回復しました。
ただ、米国のGDPや大型ハイテク企業の決算を見極めたいとのムードがあるほか、為替が円高に振れたことも重しとなり、そこから10時31分に27651円まで下落。
60円程度マイナスとなる場面もありました。
そこから戻す展開となり、引けは+99円の27815円で終了。
日経平均は続伸となりました。
売買代金は前日よりも増加して3.2兆円台で、3兆円の大台乗せとなりました。
28300~28400円の壁が意識される動きで、伸び悩んで引ける
前日の米国株市場はFOMCの結果をうけて大きく上昇となりました。
が、日本株は高く始まった後、伸び悩む展開となったので、日足の形状は上ヒゲありの陰線で引ける形になりました。
今日は一時、28015円まで上げ、7/22の27952円を超えてきました。
しかし、28000円台にのせると、28300~28400円の壁が意識されるのか、上値が重くなる動きとなっています。
28300~28400円処には、28338(3/25)と28389(6/9)の壁があるので、そう簡単にはこの壁を抜くことができません。
ただ、仮にこの壁を抜けてくると、7/22の記事でも書いたように、3万円回復に向けた動きが出てくることも期待できます。
今は28300~28400円の壁が意識される状況となっているのですが、その前は、6/28と7/11につけた27062円が壁となっていました。
が、この時は7/20にマドを空けて上昇し、この壁を一気に超えてきました。
仮に28338(3/25)と28389(6/9)の壁を抜けてくるとしたら、この時と同じように、一気に抜けてくるのではないかと想定していますが、果たしてどう動いてくるでしょうか?