前日の米株市場でナスダックが続落となったことを嫌気して、日経平均は27097円で寄り付き、250円程度下げて開始しました。
9時17分に26981円まで下げて、一時は27000円台を割り込んだのですが、そこから切り返して10時57分に27265円まで戻しました。
ただ、その後は再び売りに押される展開となり、大引けは▲240円の27105円で終了。
日経平均は続落となりました。
売買代金は5.7兆円台で、商いは膨らみました。
仮にレンジ上抜けとなった場合は、7/20~8/17にかけてのような強い相場展開になると想定
日経平均は10/26に27578円まで買われ、27399(10/6)を抜けたので、レンジ相場を抜けたのかと思いました。
しかし、そこから昨日、今日と続落となっているので、レンジ相場を脱したとする見方は誤りで、どうやらまだレンジは抜けておらず、25621(10/3)からの保ち合い相場は続いているとする見方が適当なような感じがします。
ただ、このレンジ相場は、下値および上値を切り上げる中での動きとなっているので、強気型の保ち合い相場となっているとみられます。
強気型の保ち合い相場なので、レンジ上限を上に抜けた場合は、しばらく強い展開となることが期待されます。
なお、直近で今回と同じような強気型の保ち合い相場のあと、レンジ上抜けとなり、しばらく強い展開となったのは、7/20~8/17です。
この時は、7/20にマドを空けて陽線で引け、レンジ上抜けとなりました。
レンジ上抜けとなった後、7/20の終値27680円から29222(8/17)まで、約1か月間、継続して上げる動きとなりました。
仮に今回もレンジ上抜けとなった場合は、この時のような比較的強い相場展開が期待できるのではないかと考えています。