前日の米国市場で、パウエルFRB議長のタカ派色の強い発言を受けて、FRBによる金融引き締め長期化への警戒感が嫌気され、米国株が急落。
これをうけて今日の日経平均は、28237円で寄り付き、安い水準で開始しました。
ただ、外国為替市場で、ドルが買われたことをうけて切り返す動きとなり、14時46分に28469円まで上昇。
そのまま高い水準で引けて、引け値は+135円の28444円でクローズ。
日経平均は4日続伸となりました。
売買代金は前日並みで2.7兆円台でした。
節目を超えてくると、3月相場は意外と上値を伸ばしてくる可能性も考えられる
前日の米国株市場で、NYダウが500ドル以上下げたので、これは水をさされるかたちになるかと思ったのですが、本日の日本株は予想以上に底堅い展開となりました。
一時、28469円まで上げたので、注目しているポイントである、昨年11/24につけた高値28502円まで、あとわずかに迫りました。
なお、夜間市場で、日経平均先物が一時28640円をつけるところまで上げてきているので、このままいくと明日にでも28502円の高値を抜けてきます。
これまでNY市場に対してビハインドする動きが続いてきたのですが、今日の動きは明らかに変化を感じられる動きでした。
NYが下げたにも関わらず、それに引きずられることなく、反発して終わり、注目している高値の節目まであと一歩の所まで迫っています。
ここで高値の節目を抜けてくると、2021年9月につけた高値の30795円と、2022年8月の高値29222円をつなげたラインも明確に上に抜けてくることになるので、3月相場は意外と上値を伸ばしてくる可能性があります。
2021年9月につけた高値30795円から、1年半近く調整する動きが続いてきたので、節目となる高値や、上値抵抗を超えてくると、これまでの反動で、短期間で意外と戻してくる可能性も考えられます。
まずは明日、どう動いてくるのかが注目されます。