連休中の米国株市場で、NYダウは、2日から4日までの3営業日で900ドル以上下落しましたが、前週末の5日に550ドル近い急反発をしました。
これを受けて今日の日経平均は、29095円で寄り付き、60円程度マイナスでスタート。
9時15分に29144円まで戻したものの、外国為替市場で進むドル安・円高がハイテク主力株などに重荷となり、12時54分に28931円まで下落。
最終的に安値に近い水準で引け、終値は▲208円の28949円となりました。
売買代金は2.9兆円台で、3兆円の大台にわずかに届かずでした。
26632(3/16)の安値からの戻りが今週で9週目
連休明けの日経平均は、5日ぶりに下落となりました。
連休中、NYが大きく下げたので、このままいくと連休明けは窓を空けて下落で始まるので、目先天井打ちの可能性が高まるかと思っていたのですが、金曜日に大きく切り返してきたので、その可能性はなくなりました。
今日は下落で終わったのですが、マドを空けて下げるような形にはならなかったので、まだ戻り方向の動きは継続中になると思います。
ただ、26632(3/16)の安値からの戻りが今週で9週目(両端入れ)になります。
ここまで、おおむね14~16週間隔で、安値から安値をつけているので、26632(3/16)の安値からの戻りはそろそろピークアウトして、次の安値サイクルのボトムに向けて下げに転じる可能性もあります。
その一方で、2021年9月の高値から続いているレンジ相場が終わっているのであれば、上昇相場に移行しているということになるので、ここからさらに上値を追っていく可能性もあります。
現時点では、まだどちらとも判断がつかないのですが、レンジ相場が継続している場合は、そろそろピークアウトする可能性もあるので、今週以降は、ピークアウトの気配がどこかで出てこないかどうかを慎重に見極めていく必要もあるかと考えております。