前日の欧州株市場が総じて安く、米国株市場でもNYダウが200ドル近い下げとなったことで、利益確定の動きを誘発し、日経平均は31988円で寄り付き、安寄りで開始となりました。
9時2分に31933円まで下げたのですが、すぐに切り返す展開に。
今週末に予定されるメジャーSQ算出を前に、インデックス的な買い仕掛けも一部で観測され、14時54分に32534円まで上昇。
そのまま高値圏で取引を終え、日経平均は+289円の32506円で終了し、4日続伸となりました。
売買代金は3.4兆円台でした。
75日線との乖離率は13.28%まで拡大
今日は日経平均が200円以上上げましたが、騰落銘柄数は値上がりが933銘柄に対して、値下がりが829銘柄で、昨日とは違って全面高の展開にはなりませんでした。
また、昨日まで2日続けてマドを空けて上げる形となっていたので、仮に今日もマドを空けて上げる形となれば三空での上げが示現し、目先的な売りシグナルが出現する形となるところでしたが、今日は安寄りで始まったので、三空での上げは示現しませんでした。
なお、今日も日経平均は上昇したことで、75日線との乖離率は13.28%まで拡大しました。
同線との乖離率が13%を超えているので、この水準からすると、そろそろいい水準にまで拡がっていると言えると思います。
ここまで拡がると、普通は、値幅調整か、日柄調整が入り、乖離が縮小していく展開になるのですが、今のところはまだ勢いが止まる感じは見られません。
ここから乖離率が縮小する動きとなるのか、あるいは、さらに乖離を拡げていく展開となるのか、引き続き動きを見ていくところになります。