今日は、日銀の金融政策修正の動きをめぐり、乱高下の1日でした。
日経平均は32444円で寄り付き、440円程度下落してスタート。
日銀が金融政策決定会合で、長短金利操作の運用柔軟化を決定した後、12時38分に32846円で日中の高値をつけました。
しかし、そこから売りが再度拡大して、13時15分に32037円まで下げが拡大。
一時下げ幅は800円を超えました。
ただ、そこから再び買いが入る目まぐるしい展開となり、引けにかけて下げ幅を急速に縮小。
大引けは▲131円の32759円でした。
この振れが激しい動きをうけて、売買代金は5.7兆円台まで膨らみました。
日経平均が35000円方向へ向けて動くのは、もう少し時間を要するのかもしれない
昨日の記事で、「ここから日経平均は35000円方向を目指す展開となるか」と書いたのですが、見込みが外れて、今日は一時大幅安となる展開となりました。
ただ、大きく売られた後、急速に戻したので、日足の形状は下ひげありの陽線引けとなっています。
また、日中は5日線(今日の時点で32740.43円)および25日線(今日の時点で32733円)を大きく割れたのですが、引け値ベースではこれら同線は維持する形になっています。
TOPIXも大きく下げたのですが、銀行株が堅調だったことなどもあり、日経平均よりも下落率が小さく、2290.61で引けているので、こちらも5日線(今日の時点で2287.08)および25日線(今日の時点で2272.01)は維持しています。
これらの点からしますと、今日、一時大幅安となったものの、日経平均は 31791(7/12)の安値からの戻り基調は継続とみることができるように思われます。
なお、一目均衡表の遅行線は、仮に今の引け値水準をここからしばらく維持する形になりますと、あと2週間程度経過しないと陰転から陽転入りとはなりません。
とすると、31791(7/12)の安値からの戻り基調は継続するものの、35000円方向に向けて動くのにはもう少し時間を要するのかもしれません。