前日発表された10月の米国CPIが事前予想を下回り、米長期金利が急低下。
これを受けて米国株市場ではハイテク株を中心に買いが入り、主要指数が上昇しました。
今日の日経平均はその流れをうけて、33112円で寄り付き、400円以上高い水準でスタート。
その後も一本調子が上げ幅を拡大し、14時29分に33556円まで上昇。
大引けは+823円の33519円でクローズし、大幅高で3日続伸。
売買代金は4.6兆円台でした。
TOPIXが高値をつけた時期が日経平均よりも先になると、天井を打って調整局面入りとなっているので、この点については要注意で見ておく必要がある
昨日の日中高値が32836円に対して、今日の同安値が33096円だったので、200円以上マドを空けて上昇となりました。
今日の日経平均の上げ幅は823円で今年最大。
日中高値は33556円まであり、9/15の戻り高値33634円まで、あと70円程度まで迫る場面もありました。
これまで30538(10/30)からの上昇はリバウンドである可能性も見ていましたが、今日の上げでその可能性は低くなりました。
とすると、11月6日の記事で書いた、上げの初期段階で示現した三空は売りではなく、買い有利とする見方の方が正しかった、ということになるかと思います。
なお、日経平均は33500円レベルまで上げてきたので、6/19につけた33772円の高値抜けも視野に入ってきたのかと思われます。
ただ、今日の日経平均の上昇率が+2.52%に対して、TOPIXの上昇率は+1.19%だったので、TOPIXの上げが鈍いという点はやや気がかりなところです。
仮に日経平均がさらに上がって6/19につけた33772円を抜いて高値更新となったとしても、TOPIXが9/15につけた高値2438.02を抜くことができないと、TOPIXが高値をつけた時期が日経平均よりも先になるという状態になります。
過去のこれまでのパターンを振り返ると、TOPIXが高値をつけた時期が日経平均よりも先になると、天井を打って調整局面入りとなっているので、この先、日経平均の高値更新に合わせて、TOPIXも高値更新となるのか、という点については、要注意で見ておく必要があるかと考えています。