前日の米国市場で景気に対する楽観的な見方が後退し、株安となったことを嫌気して、日経平均は26814円で寄り付き、下落して始まりました。
その後、半導体関連など値がさのグロース(成長)株や景気敏感株を中心に売られ、9時44分に26687円まで下げて、下げ幅が300円を超える場面もありましたが、そこからは下げ渋る展開に。
引けは▲244円の26804円で終了。
日経平均は5日ぶりに下落となりました。
TOPIXの浮動株比率見直しに伴うリバランスで売買が膨らみ、売買代金は前日よりも増加して3.8兆円台でした。
ナスダックは5日線を割り込むとともに、6/23~24にかけて空けたマド(11260~11337)を埋めてくる
今日の日経平均は、25日線(今日の時点で26989円)と75日線(今日の時点で26910円)を共に割り込む形になりました。
ただ、下落率は▲0.91%だったので、米国株が下げた割には比較的堅調な動きだったのかと思います。
とりあえず、今日は比較的堅調な動きだったのですが、昨日下落した米国株が更に下げてくるようだと、その影響をうけて更に下押ししてくる可能性もあるので、今日の動きだけを見て判断するのは難しいと思います。
なお、前日の米国市場は下落で、ナスダックは5日線を割り込むとともに、6/23~24にかけて空けたマド(11260~11337)を埋めてきています。
この形だけを見ると、また下落が再開したように見えなくもありません。
ただ、ここで踏みとどまることができれば、基調転換はまだという感じになるので、まずはここで踏みとどまることができるのかが、目先的には焦点となります。