今日の日経平均は+104円の20013円と反発。
メジャーSQだったこともあり、売買代金は3.2兆円台と膨らみました。
昨晩のECB理事会やコミー前FBI長官の議会証言は特に波乱なく通過し、本日結果が明らかになったイギリス総選挙は与党が過半数割れとなったものの、相場への影響は限定的でした。
本日の日経平均は、19953円でスタートした後、9時26分に19927円まで下落。
その後、10時18分には20096円まで上昇し、昨日の日中高値20061円を超える場面もありました。
しかしそこからは売りに押され、再度2万円を割れる水準まで下落。
そして、引けにかけてやや戻る動きとなり、引け値ベースでは2万円を超えて取引を終えました。
ただ、日経平均は+0.52%の上昇だったのですが、TOPIXの上昇率は+0.08%にとどまったので、今日はTOPIXよりも日経平均が優位な1日でした。
200日線を超えて終われば、ドル円も底入れの兆しが出てくる
今日は午前中に20096円まで上げ、昨日の日中高値を超えてきたので、昨日の記事「 重要イベント通過で、市場に動きが出てくるのか、注目 」で書いたように、イベント通過でここから上げに転じる動きに入ってくるかと思われました。
ただ、20096円まで上げた後はダレる展開となり、日経平均の日足は上髭ありの小陽線でした。
また、日経平均は5日線の水準(今日の時点で20011円)までぎりぎり戻してきたのですが、TOPIXは日中の動きが悪かったので、5日線の水準は超えられずでした。
この動きからすると、まだはっきりしない所が残る感じはします。
しかし、米国10年債は2.2%を超える水準まで上げてきており、ドル円も夜間に入ってから上げ方向で、一時110円70銭に近い水準まで上げてきています。
ドル円は200日線が現状110円50銭程度の水準にあるのですが、6/6に同線を割り込んで、そこから3日目に再度200日線の水準を回復する形になると、これまで軟調だったドル円に底入れの兆しが出てくるのではないかと思います。
このままドル円がダレる事なく引けると、6/2に20239円の高値をつけてから軟調だった日経平均の調整も終わり、再度高値抜けに向けて動いてくる可能性が強くなってくると考えます。