今日の日経平均は+124円の20067円と続伸。
寄付き後の9時5分に19949円と、前日終値とほぼ同水準まで下落する場面もあったのですが、そこから切り返して2万円を超え、12時49分に20087円まで上昇しました。
その後は高値圏で一進一退の動きとなりましたが、2万円を下回ることなく、日中のほぼ高値で取引を終える形となりました。
なお、本日の上げで、日経平均は6/16の日中高値20015円を上回り、5日線の水準(本日の段階で19925円)も明確に上に抜けてきました。
ここまで、日経平均は6/2に20239円の高値をつけてから、6/15に19755円をつけるところまで下落しており、
6/2の高値からの下落の値幅は484円で、日柄は10日(両端入れ)でした。
その後、19755(6/15)の直近安値から2日上昇となり、今日の日中高値20087円まで、332円上げてきており、反転方向にあります。
なお、ドル円も反転方向にあり、夜間に入ってから上げ幅を広げ、111円30~40銭程度の水準まで上げてきています。
これをうけて、日経平均先物も夜間市場で買われる動きとなっています。
早々にナスダックが、NYダウと同じように高値追いの動きに回帰してくる必要がある
6/16の記事「ドル円は111円台回復で反転方向だが、やはりNY株の動向が気になる」で、
「ドル円は6/14の108円80銭程度の安値で底を入れた可能性も出てきました」と書いたのですが、
今日の動きからすると、6/14で底を入れた可能性がやや強くなってきたような感じもします。
ただ、ドル円が底を入れても、NY株の動きが懸念されるので、先行きはどうかと思っていました。
しかし、先週金曜日のNY市場はナスダックは下落したものの、sp500とNYダウは上げでした。
これをうけて、今日の東京市場は2万円回復となったので、現時点ではNY株の動きをあまり気にしすぎる必要はないのかもしれません。
(慎重に考えすぎているのかもしれません)
ただ、これまでNY市場は、NYダウよりもナスダックの方が動きが良いという感じでした。
しかし、ここ最近は動きが逆転し、NYダウの方が動きが良くなっており、NYダウは高値圏にある一方で、ナスダックは高値よりもやや下に位置しています。
仮に、この動きが暫く継続し、NYダウは高値を更新する一方で、ナスダックは高値を抜けないという動きが続くと、NYダウとナスダックの動きの間でダイバージェンスが生じる事になります。
ダイバージェンス(逆行現象)が生じると、天井打ちとなる可能性が出てきます。
よって、日本株が強気を継続するためには、早々にナスダックがNYダウと同じように高値追いの動きに回帰してくる必要があると考えます。