昨日のNY市場は、NYダウは一時高値更新となったのですが、結局マイナスでの引けとなりました。
これを受け、今日の日経平均は反落でした。
20192円で寄り付いた後、10時46分には20215円まで戻す場面もあったのですが、売りに押されて後場寄り後の12時41分には20117円まで下落。
最後は▲91円の20138円での引けとなりました。
売買代金は前日よりもやや落ち込み、2.2兆円台でした。
日経平均は昨日の上げで、20087~20227円でマドを空けてくる形となったのですが、本日、20117円まで下げる場面もあったので、一部そのマドを埋めてくる形になりました。
今晩のNY市場が明確に切り返してくると、今日の下げはあくまでも一時的な下げとなる可能性が高くなる
昨日、日経平均はマド空けで高値抜けとなりました。
これが強い相場であれば、マドを埋めずに更に上値追いとなってもおかしくなかったのですが、今日の下落であっさりと一部マドを埋めてくる形となりました。
今日の下げを、ここから更に上に行く前に、一時的にマドを埋めに来た下げと見るべきか、
それとも、まだ本格的な上げに転換していないので、高値抜け後に反落となった下げと見るべきか、やや判断に迷う所です。
ただ、夜間に入ってから、為替市場で、日中売られていたポンド円が切り返し、それに伴い、ドル円も反発。
このため、一時は20040円まで売られていた日経平均先物も反転する動きとなっています。
為替市場が今の勢いを継続し、今晩のNY市場も明確に切り返す動きとなってくれば、今日の下げはあくまでも昨日空けたマドを一時的に埋めるための下げだったという見方が強くなると思います。
逆に、今晩のNY市場が昨日に引き続きぱっとしない動きとなると、更にこのまま上に行けるかどうか、やや疑問符がつくという感じになるのではないかと思われます。