朝方は、昨日の米国株式の最高値更新を好感し、買い優勢で始まり、日経平均は22601円で寄り付き、高寄りでスタート。
その後は、株価指数先物買いを交えて上げ幅を拡大し、9時10分には22677円まで上昇となりました。
しかし、そこからは利益確定売りに押され、13時28分には22513円まで下落し、上げ幅を縮小。
引けにかけて日中の安値近辺でもみ合い、+106円の22523円でクローズするかたちとなりました。
売買代金は前日よりも増加して2.7兆円台でしたが、3日連続で3兆円の大台は割れる形でした。
今日も昨日と同じような形での値動きとなり、高寄り後に売りに押され、日中の安値で引ける動きとなりました。
昨日、今日と、前日比でプラスは維持しているものの、日足の形状は寄り値よりも引け値が安い、陰線引けが続く形となっています。
やはりまだ日柄面での調整未了感が残っている点が、影響しているのか
昨日の記事「日経平均は反発で5日線も上げに転じる。調整は終了し、再度上げトレンドに回帰した可能性も」で、引け値が5日線を上回り、同線も上向きに転じる形になったので、再度上げトレンドに回帰した可能性も出てきた、と書きました。
ただ、昨日、今日と、高くスタートしても、買いが続かず、途中で上げが失速するという動きが続いていますので、やはりまだ本格的に上げトレンドに回帰するという動きには至っていないのかと思われます。
このような動き方になっているのは、
11/17の記事「今日の日経平均の日中値幅は438円で、大きく乱高下。日柄的な面でまだ調整未了感が残る事が影響している可能性も」でも書いたように、やはりまだ日柄面での調整未了感が残っているせいではないかと考えます。
23382(11/9)の高値から今日までの経過日柄は、10日(両端入れ)です。
今は、19239(9/8)の安値から23382(11/9)の高値まで、42日上昇した後の調整局面となるので、もう暫く日柄面での調整が必要、という事になるのかもしれません。
なお、この先、例えば高寄りして、その後も買いの勢いが衰えずに高い水準で引ける(日足は陽線)という形が示現してくると、再度上げトレンドに回帰(※)した可能性が高まってくるのではないかと考えます。
(※)日経平均が上昇すると考えた場合、日経平均の動きに連動するETFを買うという手もあります。
なお、手数料の安さという面で証券会社を選ぶとすると、SBI証券や楽天証券といったネット証券大手ではなく、ライブスター証券か、GMOクリック証券あたりが有利という事になります。