昨日の日経平均は、前日のNYダウが再び大きく下げたことでリスク回避の売りが強まり、▲508円の21382円でした。
11時19分に21119円まで下げ、一時は700円以上下げる場面もありましたが、引けにかけて下げ幅をやや縮小する動きとなりました。
売買代金は前日よりも増加して4.0兆円台。
週間の下落幅は1891円で、リーマン・ショックのあった2008年10月6日─10日の2661円以来の大きさとなりました。
昨日は仕事で帰れず、更新が飛びました。
昨日の日経平均は、500円以上の下げとなり、再び急落する動きとなりました。
ただ、日中安値は21119円までで、2/6につけた21078円の安値はかろうじて割れず。
この動きはTOPIXも同様で、昨日の安値が1708に対して、2/6につけた1707は維持するかたちとなりました。
そして昨日のNY市場は、NYダウは23360ドルまで下げ、一時は前日比で500ドル程度下げる場面もありましたが、引けにかけて切り返し、結局+330ドルの24190ドルでクローズ。
シカゴの日経平均先物は、21255円で引けとなっています。
昨日も下値で買い
日米ともに、相変わらず上下のブレが激しい展開が続いております。
ただ、空売り比率を見ますと、昨日の同比率は46.1で、2016年6月10日の47以来の高水準。
空売り比率の5日平均で見ますと、昨日の時点で44.02で、2016年6月16日の43.78よりも上となっています。
2015年以降の相場で、人民元ショック(2015年8月)やブレグジットショック(2016年6月)など、比較的大きな下げとなったショック安がここ3年程度の間で何度かあったのですが、空売り比率の水準は、過去3年の中でも高い水準となっています。
また、企業業績は依然好調で、第3四半期の決算発表のピークを終えた昨日時点の日経平均EPS(1株あたり利益)は1634円まで上げてきています。
第2四半期の決算発表時点のピークが2017年11月17日の1534円なので、日経平均EPSは、3か月ほど前から100円程度水準を切り上げる動きとなっています。
これに伴い、日経平均PERも13.08まで低下。
なお、日経平均PERが13倍を割れたのは、ここ3年程度の間で、次の2回しかなく、バリュエーションから見た場合、売られすぎの水準まで低下していると言えます。
2016年6月16日:12.92倍
2016年6月24日:12.62倍(ブレグジットショックがあった当日)
2/7の記事「ボラティリティが高いため暫く不安定さは残るが、日経平均はやはり当面の安値を昨日つけたと想定される」で、
「現状ではボラティリティ(予想変動率)が高く、まだ不安定さが残るので、上下の動きはしばらく激しい事が予想されます」
と書いたのですが、昨日の下げは、上下の動きが激しい余波に伴う下げではないかと考えており、当面の安値はやはり2/6につけた(仮に割れたとしても、ここから大きく同安値を割り込む動きにはならない)のではないかと想定しています。
というわけで、金曜日も下値で買いを入れました。