今日の日経平均の寄り値は21047円。
先週金曜日の日中安値が21088円なので、同安値よりも40円程度安い水準でスタートしました。
そこからは9時21分に21164円まで戻す展開に。
一時下げ幅を17円程度まで縮めました。
しかしその後は、米国の関税方針を巡る不透明感が意識される中、前週末の黒田東彦日銀総裁
の出口戦略を巡る発言も嫌気され、再度下げ幅を広げました。
14時30分には20937円まで下落。
2/14につけた20950円のザラ場安値を下回りました。
ただ、引けにかけては下げ幅を縮小し、最終的には▲139円の21042円で引けとなりました。
日経平均は2/28から4日続落。
売買代金は前日よりも減少して2.7兆円台でした。
底入れの可能性として、値幅的には20690円あたり、日柄的には3/12前後が一つのポイントとして注目されるか
3/2の記事「このままいくと日経平均は三空での下げが実現する形になりそう。三空叩き込みに買い向かえとなるか?」で、
「週明け月曜日もマド空きでの下げとなると、チャート的には三空叩き込みという形状になり、目先的にはそこで反転に転じる形になるのではないか」と書いたのですが、残念ながら今日はマドを40円程度空けて下げて始まったのですが、一時21164円まで戻したので、三空叩き込みは実現ならずでした。
一方、3/1の記事「やはり2番底をつけにいく展開に。ただ、下げのピッチが想定よりも早いので、場合によっては直近安値を割れる展開になるのかもしれない」で、
「下げのピッチがやや早いような感じがするので、20950(2/14)の安値を一時的に割り込むという動きに、もしかするとなるのかもしれません」
と書いたのですが、日経平均は今日、20950(2/14)の安値を一時的に割り込んできたので、こちらの方は実現する形となりました。
これにより、2/14の記事「日経平均は2/6のザラ場安値更新だが、やはりこの近辺で底入れとなってもおかしくないのでは?」で、20950(2/14)の安値が底になるかという見方を書いたのですが、残念ながらその見方はハズレとなりました。
ではこの先、どこで底をつける可能性があるかという事で考えてみた場合、今日で4日続落なので、目先は反発しそうな感じもありますが、日柄的にはもう少し必要な感じもします。
日柄的には、22502(2/27)の戻り高値から10日前後(両端入れ)というのが一つのポイントになるように思われます。
2/27から10日目(両端入れ)は3/12。
この近辺では、3/9にメジャーSQや、米2月雇用統計等の注目イベントが控えておりますので、日柄面ではこの辺りが底をつける可能性があるタイミングとして注目されるのではないかと考えます。
なお、値幅的には、先週のシカゴ市場でつけた20690円あたりというのが一つのメドになるような感じがします。