トランプ米大統領が鉄鋼などへの輸入関税を巡って態度を軟化させたとの見方が投資家心理を改善。
今日の日経平均は21594円で寄り付き、200円以上高い水準でスタートしました。
その後、米朝が首脳会談を開く見通し が伝えられ、日経平均は一段高。
10時22分には500円以上高い21884円まで上げました。
しかし上昇一服後は、戻り売りが出て急速に上げ幅を縮小。
後場に入り後の13時36分には21357円まで下げ、一時マイナスに転じる場面もありました。
ただ、引けにかけてはやや戻す動きとなり、+101円の21469円で続伸となりました。
売買代金はメジャーSQだった事もあり、前日よりも増加して3.5兆円台でした。
今日の日経平均は日中高値が21884円に対して、同安値が21357円で、日中値幅が500円以上ありました。
前回の米国雇用統計は急落のきっかけとなったが‥‥
メジャーSQは、前日までに期先へのロールオーバーが順調に進んでいたとみられる事から、需給的な波乱はなく、無事通過となりました。
その後伝えられた、米朝首脳会談のニュースを受けて、一時は大きく上げたのですが、買いの勢いは続かず、一時はマイナスに落ちる場面もありました。
地合いが良い時であれば、今日は大きな陽線をつけて引けてもおかしくなかったのですが、日足の形状は長い上髭を残す陰線引けで、形としてはネガティブな形状となっています。
ただ、今はまだ底値圏にあり、相場の地合いがまだ安定しないため、今日のような不安定な値動きになったのではないかと考えます。
現状、地合いはまだ不安定なのですが、これまでに書いてきているように、反転の局面は近いのではないでしょうか。
なお、今回の急落のきっかけは1月の米国雇用統計でした。
今晩2月の同統計が発表されるのですが、それが一巡して今度は反転のきっかけとなるのではないか、という感じもしているのですが、果たしてどうでしょうか。
米国雇用統計を受けて、今晩のNY市場がどう動いてくるのか、注目かと考えます。