前日のNY市場は、NYダウが▲1.7%下落。
米ハイテク株の不安定な値動きや世界景気の先行きに対する警戒感が広がり、今日は売り先行でスタート。
日経平均は22118円で寄り付いた後、11時9分に22080円まで下落。
一時は前日比で200円程度安くなる場面もありました。
ただ、ドル円が109円台にのせ、円安方向へ振れた事などもあり、それ以上下げる展開にはならず、徐々に下げ幅を縮小。
14時28分に22228円まで戻し、最終的には▲62円の22215円でクローズとなりました。
売買代金は前日と同程度の2.4兆円台でした。
本日は反落となりましたが、日経平均の下落率は▲0.28%で、昨日のNYが下げた割には底堅い動きとなりました。
現状、75日線が22173円の所に位置しており、4/19に22360円で戻り高値をつけた辺りからちょうど同線に頭を抑えられる形となっております。
ただ、頭を抑えられてもそこで大きく下がる動きにはなっていないので、ここで戻りが頭打ちになる感じではないと思われます。
NY市場はレンジ圏内の調整の動きの最終局面にあり、間もなく、反転に転じてくるのではないか?
現状、ドル円は109円台まで戻してきているので、あとは4/23の記事「ドル円は節目となる107円90銭を超え、108円台に突入。後はハイテク株安を背景に続落となったNY市場が切り返してこれるかがポイントに」で書いたように、NY市場が切り返して来れるのかという点がポイントになります。
そのNY市場で、NYダウは昨日までで5日続落となっており、昨日は一時23384まで下落。
2/9の23360の安値、4/2の23334の安値に接近しています。
ここからこれら安値を割り込む動きも考えられるのですが、現状ではその可能性は低いように感じられます。
NYダウは26616(1/26)の高値から調整の動きが続いているのですが、この動きは横ばいでのレンジ圏内の調整の動きとなるのではないかと見ています。
仮にそうだとすると、今はレンジ圏内の調整の動きの最終局面にあり、間もなく、レンジ圏内の上限方向へ戻りを試す動きに転換するのではないかと考えられます。