前週の連休中に発表された米4月雇用統計は、市場予想よりも弱い内容だったことで、先週末の米国株は上昇。
これをうけて、今日の日経平均は22513円で寄り付き、小高くスタートしました。
ただ、為替が円高方向に振れたことが日本株の重しとなり、寄り値が日中高値となり、以降は下げに転換。
10時17分に前日比100円以上マイナスの22350円まで下落しました。
その後は、アメリカの株価指数先物が小高く推移したことが支えとなり、下げ幅を縮める展開に。
最終的には▲5円の22467円で続落で終了となりました。
売買代金は前日よりもやや減少して2.3兆円台でした。
なお、日経平均は小幅ながらもマイナスとなりましたが、TOPIXは+1.6で小幅ながらもプラスで引けました。
先週の動きを見る限り、NYダウはレンジ下限から反転開始となる可能性が高まったと考えられる
連休中のNY市場で、NYダウは、木曜日に23531ドルまで下落し、2/9の23360、4/2の23344に並ぶ安値水準まで下げました。
木曜日に23531ドルまで下げた時は、200日線の水準(先週木曜日時点で23751ドル)を一時割り込みましたが、引け値ベースでは同線水準を回復。
そして金曜日も反発して終える形となりました。
5/2の記事「 連休中にNYダウがレンジ下限から反転する動きとなり、それをうけて連休明けの東京市場は、高く始まる動きにならないかと期待 」で、NYダウは26616(1/26)の高値に対して23344(4/2)が安値で、その高値と安値の間をレンジで動く横ばいの動きに入っており、このレンジ圏内の動きも最終局面が近づいているのではないか、と書きました。
で、その後の動きを見ますと、先週木曜日に23531ドルまで下落して一時200日線の水準を割り込んだ後、反発してきていますので、
この動き方を見る限り、先週木曜日に23531ドルで、レンジ圏内の動きも一旦終了となった可能性が高いのではないかと考えております。
NYダウがレンジ下限から反転開始となれば、日経平均も今は5/1に22500円台を回復した後、横ばいでの動きとなっていますが、この足踏み状態の動きから抜け出す局面も近いのではないかと考えます。
なお、仮に足踏み状態から抜け出す動きとなった場合、2/2~5にかけて空けたマド(22967~23122円)を埋める水準となる、23000円近辺を目指す方向になるのではないかと考えます。