昨日のNY市場は上昇でしたが、為替が1ドル108円台後半まで円高に振れたことが重しとなって売りが先行。
日経平均は22440円と、小幅安でスタートとなりました。
寄り直後の9時2分に22423円まで下げた後は、国内企業の決算内容を評価した資金が流入して切り返し、底堅く推移する展開に。
10時56分に22566円まで上げ、5/2につけた戻り高値22568円にあと一歩に迫る場面もありました。
ただ、戻り高値を抜ける所までには至らず、最終的には+41円の22508円で引ける動きとなり、3日ぶりに小反発での引けとなりました。
なお、日経平均は高値抜けとはなりませんでしたが、TOPIXは1785まで上昇。
4/27につけた戻り高値1780を一時抜ける動きとなりました。
売買代金は前日よりも増加して2.6兆円台でした。
ちょうど今は2月につけた第1のマドを埋めにくる動きで、ここを抜ければ第2のマドを埋めにくる展開となるのではないか
今日はTOPIX優位の展開で、TOPIXは戻り高値を抜けましたが、日経平均は同高値は抜けずという動きでした。
5月相場に入ってから、日経平均は22500円台にのせるのですが、そこにのせると上値が重くなるという展開が続いています。
NYダウは昨日も上昇で、5/3につけた安値23531ドルから切り返す動きになっていますが、為替の動きがやや鈍くなってきている事もあり、日経平均は22500円台でもたつく動きとなっています。
ちょうど今は、2/5~6にかけて空けた第1のマド(22277~22659円)を埋めにきているという事もあり、やや上値が重い形になっているのかと考えます。
ただ、NY市場の切り返しが継続し、ドル円も110円を前にしたもみ合いから抜け出すような展開となれば、昨日の記事「 日経平均は22500円近辺で足踏み状態が続くが、これを抜ければ次は23000円方向を目指す展開に 」でも書いたように、2/2~5にかけて空けた第2のマド(22967~23122円)を埋める水準となる、23000円近辺を目指す方向になるのではないかと考えます。