今日の日経平均は、▲227円の22738円と4日ぶりに反落。
22842円で寄り付き、前日よりも120円程度安い水準で寄り付いた後、10時34分に22898円まで戻す場面もあったのですが、日中の高値はそこまでで、以降は下落。
前日のFOMCの結果を受けて米国株が下落したことが嫌気されたほか、米中貿易摩擦への懸念や、為替の円高基調も重しとなり、日中の安値水準で取引を終えるかたちとなりました。
売買代金は前日よりも増加して2.4兆円台。
値上がり銘柄数が603に対して、値下がり銘柄数が1399だったので、4日ぶりに値下がり銘柄数が1000を超えました。
なお、今日は22842円で寄付き、昨日の日中安値22895円から50円程度マドを空けてスタートしました。
しかし、途中で22898円まで戻したことで、マドを空けて下げるという形にはなりませんでした。
23000円の大台を前にややもたつく展開が続くが、同水準を超えると、上げ方向への勢いがつく可能性も……
本日200円以上下げるかたちとなったことで、5日線の水準(今日の時点で22816円)を割り込んできました。
6/4から5日線よりも上で推移してきたので、9日ぶりに同線の水準を下にいく形となりました。
ただ、昨日まで3日続伸で、値上がり銘柄数も3日連続で1000銘柄超えとなっていたので、ここでの下げは23000円の大台を前に壁にはじかれて一旦下がった、というかたちになるのかと思われます。
今日、日経平均は、やや久しぶりに200円以上下げるかたちとなりましたが、これで21931(5/30)からの戻り基調に変化が出たとは見ていません。
23000円の大台を前に一旦下値を固めて、再度、大台抜けを狙う形かと考えます。
なお、昨年9月以降の累積売買代金でみると、23000円までは比較的商いが多いものの、同水準よりも上にいくと商いが少なくなっています。
この点からすると、現状は23000円の大台を前にややもたつく展開となっているのですが、何かをきっかけにして同水準を超えてくると、上げ方向への勢いがつく可能性もあると思われます。
6/11の記事「今週は米朝首脳会談や、日米欧の中銀会合など重要イベント通過で、上げ方向への動きが明確にならないかと期待する所」でも書いたように、
今週の来週あたりから動きが出てきてくれないかと期待するところになります。