前日のNY株が上昇でも日本株は冴えないという動きがここのところ続いています。
昨日のNY市場は上昇で、s&p500は直近の戻り高値を抜き、2853まで上げる等、堅調でした。
しかし、今日の日経平均は22514円と小幅高で寄り付いた後、9時2分に22499円まで下落。
一時、前日比でマイナスとなる場面もありました。
しかし、アジア株の上昇が追い風となり、後場に入ると上げ幅を拡大する展開に。
13時10分に22666円まで上昇しました。
本日は、好決算と評価されたソフトバンクグループが大幅高となった事も指数の押し上げ要因となり、最終的に+155円の22662円でクローズとなりました。
ただ、商いは低調で、売買代金は前日よりも増加したものの、2.1兆円と、薄商いでした。
本日上昇となりましたが、まだレンジ抜けの兆しは見えず、引き続き、どこでレンジ圏内から抜け出してくるのか、見極める局面にあるという点は変わらずです。
レンジ抜けを目指すためには商いが増加してくる必要があるのですが、先月末の日銀会合のあたりで3兆円程度まで膨らんだ売買代金もここの所縮小傾向で、直近では再び2兆円近辺まで落ち込む動きとなっています。
もう少し商いが増えてこないと、上を目指すのはちょっと難しい感じなので、もうしばらく日柄面での経過が必要なのかもしれません。
前回のGC示現は5/10。今度は真正GCの示現となるので、期待できるか?
現状、日経平均の25日線は22385円に位置しており、75日線(今日の時点で22471円)よりも86円程度下にあります。
ただ、両線ともに上昇傾向にあり、その間隔が徐々に縮まる方向にあるので、近いうちに25日線が75日線を上回るゴールデンクロスが示現する形になります。
なお、このゴールデンクロス(GC)は、直近では5月10日に示現しました。
5/10の記事「日経平均はゴールデンクロス(GC)示現となる。ただ、75日線が下降中の中でのGC示現なので、強さ的には今一つという感じ」
しかしこの時は、75日線が低下する中で示現したGCだったため、真正のGCとは言えず、日経平均の上げは23050(5/21)で止まり、上げの期間は持続しませんでした。
それに対して、今回の場合は75日線が上昇する中でGCが示現する見込みです。
この状態で示現するGCは、真正のGCと言えるので、今回の場合は期待できるのではないかと考えます。
なお、25日線と75日線の開きは、昨日が113円で、今日が86円なので、今日1日で27円かい離が縮小しました。
仮にこのペースで縮小した場合、今週末~来週あたりには真正のGCが示現する形になるので、その辺りから相場に動きが出てこないか、期待したい所になります。
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