前日のNY市場でナスダックとs&p500が連日で最高値を更新。
良好な外部環境が安心感をもたらし、今日の日経平均は22820円と前日並みの水準で寄り付いた後、11時30分に22968円まで上昇。
一時150円近く上げる場面もありました。
ただその後は昨日と同じように戻りに押される展開となり、+34円の22848円で終了。
上げ幅を縮小する動きとなったものの、日経平均は今日も上昇で、続伸は7日まで伸びました。
TOPIXも上昇で、4日続伸となりましたが、商いが薄い状況に変化はなく、売買代金は前日よりも減少して1.9兆円台。
昨日、久しぶりに2兆円を超えたのですが、今日は再び2兆円を割り込む動きとなりました。
200日線が久しぶりに前日割れとなったが‥‥
今日も日経平均は上げとなりましたが、短期的にはやや過熱感も出てきたことから、昨日、今日と、上げた後に伸び悩んで引けるという動きになっています。
なお、これまで継続して上昇基調にあった200日線ですが、昨日の時点で22408.51円。
これに対して、今日の時点が22408.06円なので、非常にわずかではあるのですが、前日水準を久しぶりに下回る形になりました。
相場の基調を見るうえで、200日線の方向性はとても大事なので注視しているのですが、同線の上昇基調が途切れた、という点は一般的にネガティブ要素になります。
200日線が上昇基調から下降基調に変わると、相場の方向性が変化したということになり、先行き要注意ということになるのですが、今回のケースでは200日線が下降基調に変わるのは一時的と見られます。
日経平均が現状の水準をこのまま維持した場合、今日から週末にかけて200日線は一時的に下降基調に変わるのですが、来週に入れば、ふたたび上昇基調に回帰してきます。
よって、今回のケースでは、これにより相場の方向性の見方が変わるという事にはなりません。
昨日の記事「日経平均はスピード調整後、25000円方向を目指す展開となるか」で書いたように、スピード調整を入れた後、23000円の大台を抜け、以降は上昇基調が鮮明な展開になるという動きを想定しております。