朝方発表された9月日銀短観は大企業・製造業の景況感が3四半期連続で悪化でした。
しかし、先行きDIが横ばいだったこともあり、それを嫌気した売りは特になく、今日の日経平均は24173円で始まり、高くスタートしました。
その後、9時6分に24123円まで下げ、上げ幅を3円程度にまで縮小する場面もありましたが、為替の円安基調等を支えにそこから再度上げ基調に入り、11時17分には24306円まで上昇。
上げ幅を180円程度にまで広げる場面もありました。
そこからはややだれる展開になりましたが、今日は終始堅調に推移し、引けは+125円の24245円で終了。
前週金曜日にザラ場ベースの年初来高値を超えましたが、今日は引け値ベースでも同高値を更新。
終値で今年1月23日のバブル崩壊後高値を上回り、26年10カ月ぶりの高値を付けました。
ただ、売買代金は前日よりも減少して2.4兆円台でした。
日経平均に対して出遅れているTOPIXの動きがそろそろ良くなってきてもおかしくないのではないか
今日も引き続き、堅調な展開でした。
ただ、日経平均は+0.52%の上昇で今日はマイナスとなる場面はなかったのですが、TOPIXの動きは悪くマイナスとなる場面が多く見られました。
しかし、引けにかけては何とか持ち直し、+0.04%の上昇と、かろうじて上げて終わる形でした。
いまのところ、日経平均は年初来高値を更新してきていますが、TOPIXの方は1/23の同高値1911に対して、直近の戻り高値が前週金曜日につけた1828なので、まだ高値更新まで開きがあります。
現状では8/24の記事でも書いたように、8/13から5波目の上昇波(※)がスタートしていると見ています。
(※)この上昇波のスタート地点は、2016年6月24日の14864円。
エリオット波動的には、5波目の上昇波は出遅れ株が物色の中心になるというものなので、日経平均に対して出遅れているTOPIXの動きがそろそろ良くなってきてもおかしくないのではないかと考えています。