米中間選挙を材料に不安定な1日でした。
寄付きは、前日のNY株高を受けて買いが先行。
日経平均は40円程度高い22189円で寄り付きました。
その後はいったんマイナス圏に沈んだ後、中間選挙の結果に大きな波乱なしとの見方が広がると
上昇に転じ、前引け前の11時26分に22444円まで上げ、日中の高値をつけました。
ただ、そこからは米国のねじれ議会への警戒から金融セクターが崩れ、大引けにかけて再度マイナス圏に突入する動きとなり、14時56分に21996円をつけ、一時21000円を割れました。
最終的に▲61円の22085円で終了。
売買代金は前日よりも増加して3.1兆円台。
本日は日中の高値が22444円に対して、同安値が21996円で、日中値幅は400円以上あり、乱高下の1日でした。
ねじれ議会が改めて嫌気され、引けにかけて下げる動きとなったが‥‥
注目の米中間選挙は、下院は民主党が制し、上院は共和党が多数派を維持する形となり、事前予想通りの結果に。
しかし、ねじれ議会が改めて嫌気され、引けにかけて下げる動きとなりました。
今日は一時300円近く上げていたのですが、最終的に下げて終わったたので、日足の形状としてはやや上値が重い感じになりました。
ではここから更に下落する動きになるかというと、そうはならないのではないでしょうか。
昨日の記事でも書いたように、イベント通過で業績に目が向いてくる可能性があるのではないかと考えます。
業績面では、昨日に引き続き、本日の日経平均EPS(1株あたり利益)は最高値を更新。
昨日の1757円から1772円まで上昇しています。
これに伴い、日経平均PERも12.46倍に低下。
直近における安値水準である12.33倍に接近しています。
その他、騰落レシオ(25日)も今日の時点で74.99%で、70%程度台に位置しています。
日経平均は20971(10/26)の安値から1000円程度上の水準にありますが、これら指標面から見る限り、依然として割安圏に位置していると言えると思います。
11/5の記事でも書いたように、米中間選挙後の米国株式市場のパフォーマンスは良いというデータもあるので、ここからはイベント通過で、年末に向けたラリーが始まる可能性もあるのではないかと考えます。